いつも皆様の質問とお答えに感心しております。
さて、掲題の件ですが、いつかビズという雑誌にばらの接木苗を
挿し木苗にするワザが紹介されていて、それはばらの地上にでている接木部分に土を盛っておくとカルスから発根するというものでした。それなら、いっそのこと植え替え時に接木部分を埋めてしまったほうが早いと思うのですが、ばらの園芸誌には大体、接木部分を地上に出して植えること、と指導しています。
接木部を地上に出して植える理由って何なのでしょうか。
(そこから腐りやすいとか?)
ご存知の方がいらっしゃればお教え下さい。
接木をするメリットの一つとして、病気等に強い台木に接木した場合、接いだ木が元々弱い性質の木であっても丈夫に育ちます。
ところが、接いた部分を土に埋めてしまうと接いだ木から発根してしまい、接木のメリットが失われてしまいます。
接木のメリットとしてはこの他に、早く開花したり、成長を旺盛にしたり、木が大きくならないように(矮性化)したり、連作障害が出ないようにしたり・・と沢山あります。
このようなメリットを損なわないように、接合部は埋めないようにしましょう。
お返事ありがとうございました。
そうなんですか!継ぎ木にそんな理由があるとは知りませんでした。
ただ、芽継ぎなどのように単にばらを増やすための技術でしかないと思っていました。梶みゆき氏がやはりビズでオウンルーツ(挿し木苗)
のほうが、接木苗より寿命が長くてよいというような発言をしていたので、そのほうがいいものなのかと思っていましたが、やめます。
私のばらは鉢植えですし、あまり大きくなって暴れるのも困りますし。勉強になりました。