我が家の2m位のヤマボウシですが、アブラムシがついてしまいました。最近、すすけた様に黒くなってるな〜と、葉っぱの裏をみたら幼虫?がたくさん付いてました。あわてて、薬を表からスプレーしてみましたが、前のように健康な木になってくれるのか心配です。目だった所は、すこし切り落としました。思い切って、カットしたほうがよいのでしょうか?
こんにちは (^^)/
すすけた様になっているのはアブラムシの排泄物によるもので
「スス病」↓といいます
http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/navi/byoki13.html
葉はそのままでも大丈夫と思いますよ
幹にアリが登っていたらアブラムシの可能性が大なので日頃観察して
早期に対処されるとスス病は防げます。
スス病は樹木に対して直接には被害を与えませんが、葉の表面が黒くな
ってしまうので光線が当たらなくなり、次第に樹勢が弱くなります。
スス病の原理についてはGTさんが言われた通りですが、スス病は排泄
物を栄養源とするカビが発生したためで、何もしないで放置しても何の
解消にもなりませんね。出来る範囲で構いませんから、出来るだけ黒い
スス病を爪や竹べらで落とし、その後で殺菌剤を散布して被害を食い止
めて下さい。
ホースの先に散水ノズルを装着し、その勢いのある水を葉に当てます。
手で落とすより半減しますが、高い場所では掻き落とすのも無理で危険
ですから、樹の大きさに合わせて試して下さい。シュロほうきなどで葉
を軽く叩くようにすれば、水を散布するより効果があるはずです。
掻き落とし処理が終わって葉が乾いたら、殺菌剤で散布するようにして
下さい。スス病はアブラムシだけでなくカイガラムシでも発生します。
剪定ですが、基本的には花芽の分化が始まる前に終わらせます。
開花終了後に長枝を数芽残して切り戻しをするか、又は付け根から切り
落とします。残った芽が花芽になり、充実した短枝の先端に花芽が付い
て翌年に開花する事になります。
樹が大きくなると小さくしようとして強く剪定をしてしまう方が居られ
ますが、そうなると樹勢が弱くなり状態を弱らせてしまいます。
大枝を抜く感じで剪定をする事で通気性も良くなり、病害虫の発生にも
つながります。通気性が悪いとどうしても病害虫の発生が多くなりがち
ですから、枝を間引く感じで剪定をされるようにして下さい。
花芽分化は7月ですから、剪定は6月に行ないます。剪定したら切口に
必ずトップジンMなどの保護剤を塗るようにして下さい。