保温が必要な観葉植物を、花壇に植えているんですが、寒冷紗を掛けて冬を乗り切れないでしょうか。
越冬させたい観葉植物がどれぐらいの低温に耐えられるか、またどちらにお住まいで最低気温が何度まで下がるのか……など、一概に答えられない質問ではないでしょうか。
保温が必要とのことですが、まず、植えてあるのが何の植物かをお書きにならないとなかなか答えにくいと思いますよ。
しかし、寒冷紗を使用してもせいぜい霜よけ程度にしかならないでしょうから、単純に寒冷沙に保温効果があるかないかの話でしたら、期待できないと答えます。
弱まるものの、風も通すものですし、私は遮光用だと思ってますね。
栽培をされている観葉植物の種類にもよりますが、観葉植物のほとんど
が5〜7度以上で越冬すると言われているので、保温が必要な観葉植物
では寒冷紗では無理だと考えます。
寒冷紗は真夏などに直射日光が強い時、その強い光線により状態が弱っ
てしまったり、葉焼けを起こす場合に日よけとして使用します。
本来の目的が温度を下げる事ですから、保温のように温度を上げるよう
な事は出来ません。霜や雪や寒風から守れますが、温度を保つとか上げ
る効果はありませんね。
この時期に冬場の事を考えられるのは頭が下がりますが、室内で管理を
する事は無理なのでしょうか。家庭の事情もあるでしょうから無理は言
えませんが、屋外に置かれるなら寒冷紗以外の防寒対策を考えられた方
がいいと思います。
屋外用のビニール温室と言う製品があり、寒風や霜や雪から防げるので
すが、室温を上げるのは難しいですね。それと言うのも素材がビニール
製ですから、暖房器具を中で使用すると変形したり火災を起こす危険性
があるからです。我家には正規の温室がありますが、素材がガラス製で
はないので温風ヒーターが限度です。ビニール製では、温風ヒーターで
も危険で火災の恐れがあります。以前にそのような事例がありました。
温度を上げる事は無理ですが、ある程度の予防対策は可能です。例えば
ビニール温室を設置した時に、底面に厚目の発泡スチロールを敷く事で
地面からの冷気は伝わりにくくなります。