去年の7月にうどん粉病になりベニカXスプレーをしても効果が出ず
サプロールを使用して様子を見ていたところ枯葉が落ち新芽が出て
きてほっとしたのもつかの間8月に全部の葉がしおれて枯れて行き10
月には葉がすべて落ちました。そのまま落葉の時期に入り冬を越し
新芽が出るのを待っていたけど、とうとう新芽も出ませんでした。
上の方はわかりませんが、枝はポキポキ折れます。ところが、最近
になって幹の下部15cmくらいから、新芽が出てきて、10cmくらい
で葉が数枚出て来ました。樹高は2.5mくらいあります。うどん粉病
と夏の水切れ、土壌改良があまく、根の発達が悪い等思い当るので
すが、このあとどうすればよいでしょう?抜いて新たに植えなおし
た方がいいでしょうか。
現在の状況からでしたら、根元15センチから上は多分枯れているよう
に思えます。上部を確認されていないようですが、新芽らしき物は出て
いないんでしょ。だったらポキポキと折れてしまう枝と同じように枯れ
てしまっている可能性が大と思います。
現在出ている枝はヒコバエと呼ばれる不要枝で、本来は切って取り除い
てしまう枝です。この枝を利用しても本来の姿に戻すのは難しいので、
新にハナミズキを購入し移植した方が見栄え的にもいいと思います。
乾燥を嫌う樹木ですから、植える位置を決めたら大きめな穴を掘り、
その穴に堆肥や腐葉土を多めに入れて混ぜ合わせ、土中湿度を高めてか
ら移植をするようにします。たかさん宅の庭の状態は知りませんが、も
し土壌が固く水はけが悪いようなら植え付け前に土壌改良をする必要が
あります。地面と同じ高さに株元が来るのではなく、盛り土をして少し
高植えにしてから植えつけます。植えつけたら株元に敷き藁などを敷い
て、乾燥する事を防いでやります。
植え付け時に元肥を入れても構いませんが、穴底に肥料を入れたら被せ
土をして、直接に根に触れないようにしてやって下さい。
根が完全に活着するまでの間は、水切れをさせないように水遣りをして
下さい。特に真夏の敷き藁は重要になります。
植え付け前に水はけ状態をチェックすると、根腐れや根張りの心配が無
くなります。植え付け位置に深さ50センチ程度の穴を縦に掘り、その
穴に地面スレスレまで水を入れて下さい。直ぐに水が引くようなら、水
はけ状態は大丈夫と言う事になります。根張りも十分に出来るはずです
が、もしなかなか水が引かないなら、通常より深めの穴を掘って堆肥や
腐葉土、ネニサンソなどを多めに入れて土壌改良をする必要が出てきま
す。
ありがとうございます。
粘土雑じりの庭土で、家の北東の角に植えてあり、角地で周りに何も無く風が直に当たる場所です。
もし植え替えなければならないなら、エゴノキに変更しようと思うのですが問題ないでしょうか。ハナミズキより手が掛からないと聞いたので・・
どっちにしろ土壌改良をする必要があると思います。やって間違いではないのですから。でもどの程度掘ればいいのでしょう。
土壌を選ばない樹木なら問題はありませんが、ハナミズキやエゴノキの
ような樹木を植えられるのでしたら、土壌を改良する必要はあると思い
ますね。粘土質の土壌では水はけが悪く、樹木によっては根張りも十分
に出来ませんから、土壌改良は行なわれるようにして下さい。
「もし植替えなければ・・・」と言われますが、枯れてしまった枝から
は新芽が出る事はありませんので、今のままで栽培を続けるのは見栄え
的にも面白くないんじゃないでしょうか。
エゴノキに変更されようと思われているようですが、それはたかさんの
自由ですから御自由にされたらいいと思います。
ただどんな樹木でも多少なりとも手間は必要ですから、手間がかかる事
を嫌がられずにコツコツと作業をすれば手間も掛かる作業も楽しくなる
と思います。
エゴノキはハナミズキに比べると、半日陰でも十分に生育しますが、や
はり水はけが良くないと順調に生育するのは難しいですね。花の盛りか
ら咲き終わりにかけて無数の花殻が地面に散らばるので、隣接する家と
の境になるような場所は避けた方がトラブル防止になると思います。
土壌改良ですが、敷地の広さにも寄りますが直径50〜60cmで、深さ
も同じくらいは掘った方がいいと思います。
不死鳥さん ありがとうございました。
大変参考になりました。