スプレー菊の構造について聞きたいと思います。花びらをムシッテおしべとめしべだけの状態にしたとき、おしべはなんとなく分かりますがめしべがよく分かりません。何か丸いドーム型のようなものがめしべなのでしょうか?また、それがめしべなら、そのドーム型1つでめしべ1つ分なのでしょうか?教えてください!
キク科植物において、ひとつの花のように見える部分は頭花・頭状花序と呼ばれる多数の花の集合体です。
ですからヒマワリやガーベラも、実際は1本に非常にたくさんの花を付けています。
1枚の花弁のように見える部分も、中心のしべのように見える部分も、それぞれがひとつひとつの花に相当します。
この小さな花は「小花」と呼ばれますが、雄しべの退化したもの、雌しべの退化したもの、雄しべ・雌しべの両方が退化したものなどがあります。
キク科の中でもスプレーギクのようなキク属の植物の場合、周辺の花弁状の辺花は雌花、中心部の心花は雄しべ・雌しべの両方を備えた両性花になると思います。
中心部まで花弁状に変化したものでは例外もあるでしょう。
ちなみにキク科植物は筒状の花を付ける「合弁花」植物です。
つまり「花びら」のように見える部分は一枚一枚が雌花、その内側にある部分(ドーム型の部分?)が雄しべと雌しべの両方を供えた花の集合体、というわけです。
*「一重咲き」のキクの場合です。
ふらさん、ありがとうございました!これから参考にさせていただきます!