毎年、冬になると葉が根元から落ちて、幹の地上部がどんどん長く(高く)なります。これって手入れが悪いのでしょうか? また、根が鉢の上を覆うほど地上にたくさん出ているのですが、植え替えの時に、幹と一緒に土の中に埋めても問題ないでしょうか? このままだと、どんどん背が高くなってしまいます。
セロウムに限らず、フィロデンドロンの類は寒さなどのストレスに遭うと下葉から落ちやすくなります。セロウムは丈夫で寒さにも耐える方な
ので、葉が落ちても枯れることは少ないのですが、見た目が間延びしま
すね。(^^;;
保温できれば下葉を落とさず冬越しできると思いますが、うちのよう
にスパルタ式であまり保温に気を使わない育て方だとどうやっても葉
が落ちるので、株元が間延びした場合は思い切って切り戻してしまい
ます。その後で切った直下から新芽が複数のびてまた伸び始めます。
ただ、できるだけ株を大きくしたいという場合はお勧めできません。
もう一つの仕立て直し方は天芽挿しです。現在伸びている葉と芽を
茎の一部をつけて切り落とし、それを赤玉土などに挿します。
もちろん残った株からも芽は出てきますので、二株にするもよし、
元株を処分してしまってもよし、ということになります。
なお、茎のような部分から出る根は気根で、養水分の吸収とは直接
関係ないので、適宜切ってしまって構いません。もちろん土に埋め
てしまっても構いません。