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かんきつ類(柑橘類)の種 投稿者:りん 投稿日:2007/12/22(Sat) 18:20

すっぱい柑橘の木を育てるのが好きです。現在ゆず、レモン、ライムがあります。これらはどれも苗木を買ってきて植えつけたものです。

甘い果実の場合、食べたものから取った種を植えても甘い実はなりにくいですが、もともとすっぱい柑橘だとどうなんだろうと思いました。

また、柑橘の木は接木さているものも多いのでしょうか?ちなみにチャイナリトルレモンというものの種を果実から取って蒔いてみようかと思っています。

ご存知の方がおられましたらよろしくお願いします。


Re: かんきつ類(柑橘類)の種 投稿者:ふら 投稿日:2007/12/22(Sat) 19:05

> 甘い果実の場合、食べたものから取った種を植えても甘い実はなりにくいですが、もともとすっぱい柑橘だとどうなんだろうと思いました。

親と同じものができるか否か、という疑問ですね。
柑橘類の場合はほかの果樹とは違い、種子をまいて親とまったく同じクローンが生じる可能性があります。
たとえばウンシュウミカンの場合、種子をまくとほとんどが親と同じものができるようです(珠心胚は受精胚に比べて生き残りやすいため)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%B3
http://www.h.chiba-u.jp/soudan/kajyu/mikan2.htm

チャイナリトルレモンというのはシキキツのことで、これも多胚性の種子を持つようです。
それをまくと親と同じ果実を持つ株が得られるのではないかと思いますよ。

> また、柑橘の木は接木さているものも多いのでしょうか?

根元をご覧になれば接ぎ木か否かは分かると思います。
生長促進のために接ぎ木されていることもあるでしょう。
ご自分で種子をまく場合、年月がかかってもいいのなら、必ずしも接ぎ木を行う必要はありません。
なお言うまでもありませんが、台木の性質は穂木(チャイナリトルレモン)の果実に遺伝することはありません。


Re^2: かんきつ類(柑橘類)の種 投稿者:りん 投稿日:2007/12/22(Sat) 21:11

ふらさん
非常に分かりやすい説明ありがとうございます。
かんきつ類は親と同じ性質を受け継ぐ確立が非常に高いのですね。
台木の性質も受け継がないというのも分かってよかったです。

念のため種を何個かまいて育ててみます。

ありがとうございました。


Re^3: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:りん 投稿日:2007/12/24(Mon) 15:55

ついでにもう一つ教えてください。

シキキツの種を採取してかから蒔くまでに数ヶ月あくのですが、保存方法を教えてください。

ゼリー状の種の周りについているものをきれいに洗って、乾燥させればいいのでしょうか。

また、瀬戸内海側の関西では、何月ごろに蒔くのがベストでしょうか。

よろしくお願いします。


Re^4: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:ふら 投稿日:2007/12/24(Mon) 22:48

http://www.dewa.or.jp/koba/kueru/Kueru.html
上記サイトのオレンジ、グレープフルーツ、レモンと同様の方法でいいと思います。
あまり難しく考えず、種をよく洗ってすぐにまいてしまっても発芽すると思います。
接ぎ木しないで育てると、結実までには非常に長い年月が掛かることをもう一度申し上げておきますね。


Re^5: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:りん 投稿日:2007/12/25(Tue) 07:49

ふらさん

分かりやすいサイトを教えていただいてありがとうございます。なんだか、あまり難しくないようですね。やってみます。それと、気長にやってみます。

別に投稿しようかと思ったのですが、もしご存知ならお願いします。

苗木を売っている店などで、シキキツとシークワーサーとを同じものとして表示している店があるのですが、近縁種なのでしょうか。シークワーサーの苗は安く販売されているので、同じような果実(香り、味)が得られるのなら、それも試してみたいと思っています。

よろしくお願いします。


Re^5: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:すてら 投稿日:2007/12/25(Tue) 11:18

途中から失礼します。
「シキキツ」と「シークワーサー」は別物のようですよ。
「四季柑」の和名が「四季橘・シキキツ」でフィリピンでは「カラマンシー」。
「シークワーサー」は和名が「ヒラミレモン」だそうです。
外観上の違いはシキキツのほうが実の表面がつるっとしていますね。
香りもシキキツ(カラマンシー)は独特のものがありますからこれを希望されるのなら区別したほうがいいですね。

私も今年の春に種をまいてみました。
すぐ発芽して順調に育っています。
名前のとおり実は四季成りですから春に成っている実から種をとれば簡単ですね。


Re^6: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:ふら 投稿日:2007/12/25(Tue) 12:10

シキキツの学名はCitrus madurensis、シークワシャーの学名はCitrus depressa。
学名が違うことから分かる通り、すてらさんが書いていらっしゃるように両者は別種です。
ただしシキキツはスンキ(酸橘)とキンカンの属間交配種とされ、スンキとシークワシャーは近縁種とされるので、
植物学的な分類上はシキキツとシークワシャーは無縁とも言い切れないようです。
ただし植物分類と風味は別物。
生のシークワシャーの果実も出回っているので、一度試食なさってシキキツと比較してみてはいかがでしょうか?


Re^7: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:りん 投稿日:2007/12/25(Tue) 23:30

ふらさん、すてらさん

丁寧な説明ありがとうございました。
香りを直接試してみるのが一番早いですが、私の住んでいるところシークワサーは見たことがないです。

最近はシークワーサーの苗も安くなったので、この際両方育ててみようかな、と思い始めてます。シキキツを種から蒔いて、収穫できるようになるまでには相当かかりそうなので。

すてらさんも、種蒔かれたんですね。やはり結実までには10年とかかかるんでしょうか・・・。


Re^8: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:すてら 投稿日:2007/12/26(Wed) 00:10

たぶんそのぐらいだと思います。
親木のほうは小さい苗木を持ち帰って鉢植えにしたものです。
何回か鉢増しをして今は30センチほどの大きさの鉢に植えているのですが8年たった年に初めて実をつけました。
木の大きさは鉢込みで2メートルほどです。
2年目の今年は状態がよくて春と秋の2回花が咲きました。
今は黄色く熟したのと緑色をしたのがいっしょについていますね。

キンカンも鉢植えで育てていますが、こちらもやっぱり植えてから8年かかりました。
種からだと10年というところでしょうね。
ちょっと気の長い話しではありますが植えておけばきっと実が成るようになります。
どうぞお楽しみに。


Re^9: かんきつ類(柑橘類)の種−保存の仕方 投稿者:りん 投稿日:2007/12/28(Fri) 13:49

すてらさん

色々ありがとうございました。

とりあえず、シークワーサーの苗を購入して植えて見ます。10年はちょっと長いので・・・。

でも、同時にシキキツの種も蒔いてみます。柑橘の葉の匂いも大好きなので、観葉植物としてしばらくは育ててみます。



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