このたび、根腐れしたペペロミア、カポック、カネノナルキを
挿し木しましたが悉く失敗しました。
全て切り口から腐っていき、
土の上から見える部分まで黒く腐ったのを発見
そのままアウトといったケースです。
今後の成功への参考に失敗要因を教えてください。
挿し木の状態は下記の通りです。
●バーミキュライト、赤玉土など無菌の土に植えている
●水遣りは多すぎず、乾かない程度に与える
●土にさす前にメネデールに浸す
●風や直射日光の当たらない日陰で管理
敢えて自分なりに考えるなら
全てがかなり根腐れが進行した株の救済だったので、
挿し木になる穂が相当弱っていた
なんてのも考えられますでしょうか?
やはり挿し穂親自体が根腐れで弱っていたのなら、すでに親に腐敗菌が入っていて挿し穂にも影響が出てきた可能性もあるかもしれませんね
殺菌剤はご使用にならなかったのですよね?
もしかして、挿し木したものを屋外で管理なさっていませんか?観葉植物類の挿し木には、屋外だと一日の気温の変化が激しいので、もし屋外に置いてあるなら、それもうまくいかない原因の一つだと思います。特に昼夜の温度差が問題かと
できれば観葉植物は環境変化が比較的少ない室内で、新しい挿し穂で最初から行って試してみると良いかもしれません。うちでは観葉植物の挿し木は室内でしますが、殺菌剤も使わずで結構よく根が付きますよ
ご回答ありがとうございました。
挿し木にすでに腐敗菌が回っていたかもしれません。
挿し木にした状態のときから少し前に落とした葉の切り口が
少し黒色に変色していましたので…。
(元気だとすぐに切り口は乾きます)
管理は主に室内で行っていましたので大丈夫ですね。
もしよろしければ「腐敗菌」を撃退する良い薬品を教えてください。
また、この菌はどこにでも潜んでいるものなのでしょうか?
腐敗菌の入っている可能性のある挿し穂を挿して、たとえ根が出たとしてもその後無事成長できるかの確率は元気な挿し穂よりかなり低くなります
たとえば人間で、傷が化膿したまま膿を取り除かずに薬だけですぐ良くなる事はめったにありませんよね?それは菌を体内の免疫が退治しているうちに人間の体力が消耗してしまうため。普通は切開して膿を取り除きます
植物にもそれに似たことが言えます。腐敗菌が入って変色した部分(人間で言えば化膿した部分)は完全に取り除かないと植物自体の生命力が弱っているので、うまく発根できるほどの体力が残っていません。根を新たに細胞が作り出すというのは挿し穂にとってはかなりエネルギーを消耗することだからです
菌の増殖の防止には植物の殺菌剤を使いますが、私はそれをもうすでにかなり菌に冒された植物には使用したことがありません。菌の侵入した挿し穂や株は体力が落ちているので生き残れても生育が遅かったり成長する間にこじれたりとリスクが大きく、腐敗菌に限らず菌類を潜在させておくとほかの植物にもうつるリスクも高いので、菌で変色した部分のない元気そうな挿し穂でない限りは使いませんしそれを管理する場所は他のものから隔離して様子を見ます。また、育った葉にもしなにか異常があれば即廃棄してしまいます
ですので、菌にすでに汚染された植物自体への殺菌剤は使った事がなく、植物自体への使用での悪影響(人間で言えば副作用)がわかりませんので、迂闊に他の人に植物への使用はお勧めできません
腐敗菌の付いた変色部分が無くなるまで切っていき、完全に変色がない部分で挿してみて、それでうまくいけば生き残れるかと思います
植物がかなり弱ってしまってからの薬の使用は、使い方が悪いと薬害でその株にとどめを刺してしまう事もあります
また殺菌剤では適応する菌や病気により、それに効き目のある殺菌剤の種類が決まっていますので、その菌(病気)に合う薬剤を使わないと意味がありません。私の記憶では腐敗菌による病気にもいろんな種類がありますので、腐ってきている実物の状態を見ないことには菌の種類の特定は素人では無理なためそれにあう殺菌剤もわかりません。大雑把な意味での腐敗菌用の殺菌剤というのは見かけたことがありません。ほとんどは「○○病の原因菌に効く、△△という殺菌剤」として売っています。ほか、土自体を殺菌する場合は、植える前の段階で高温で加熱したりの物理的な方法で殺菌します
とりあえず変色している部分には確実に菌が集まっていますから取り除き、一見大丈夫そうに見える場所にも潜在しているかもしれないけれど、植物の生命力によっては助かるかもしれない。でも育ってきても葉が変形したものしか育たなかったり、葉の色が不自然にまだらになったりの場合は菌の影響とみて、ゴミとして廃棄するか焼却処分するしかないでしょうね
一か八かの賭けみたいなものですが、挿して様子を見て下さい
ご丁寧に色々とありがとうございます。
病気としては「軟腐病」というものではないかと思います。
カポックでは土との境目部の木化した茎が
べロッとはがれてしまうような症状でした。
また葉を切ったところから茶色くなっていったりなどもありました。
ペペロミアもある日ぐったりしており、
少し触れただけで土との境目で切れてしまいました。