私の育てている柱サボテンが、以前傷をつけてしまった箇所から
腐ってゆきます。今では柱の上から3分の1程、変色してしまいました。
初心者ですが、色々なサイトを見て変色部分から切断しようと思いました。
ですから方法は分かるのですが、上部分を切った後は
どうしたら良いのでしょうか。
接ぎ木?などしなければ、育ちもしないのでしょうか。
どうかお詳しい方、教えてください。
宜しくお願いします!
傷が付くのは仕方がない事ですが、傷口が乾燥すれば腐敗はしません
から、傷口が乾燥しにくい環境下にあったのかも知れません。
変色をしている部分ですが、触って見てブヨブヨしていますか。下部
の方の色と違うだけで、実際には変色しただけではありませんか。
それと購入してからの置き場所と光線の当たり具合、水遣りの方法、
柱サボテンの大きさと鉢のサイズ、本当に腐敗しているかを詳しく書
いて教えて下さい。
柱サボテンの品種名は分かりますか。品種名が分からなくても、姿や
特徴を書いて貰えれば分かるかも知れません。
接ぎ木と言われますが、竜神木や袖ヶ浦などは台木として用いられて
います。また柱サボテンの品種によっては胴切りをした場所の脇から
仔が出る種類もあります。初心者のようですから、接ぎ木をするため
には多少の知識が必要になり、上手く出来ないかも知れませんよ。
本当に腐敗している場合ですが、腐敗している箇所から切断しても、
健全な部分が出るまで切らないと腐敗菌が残っていて新たに腐敗する
可能性もあります。根元近くまで腐敗をしていたら、残念ですが諦め
るしか方法はありません。胴切りをして脇から仔が出る品種だと良い
のですが、最悪な場合には栽培が終わってしまうかも知れません。
ご丁寧なご指摘を、ありがとうございます!
詳しく申しますと…
実は最初に傷付いてから一度、小さな面積で乾燥が止まったのですが、私が特に日が当たりにくい環境にしていた為に、
またここ数日前から変化(柔らかくはならずにすごく冴えた青みがかる〜白く水分の無い状態に収縮し乾燥する)が再開したのです。
でも今回は青い部分に黒いシミや、白く乾燥した部分の溝に黄色の細かい粒が見えます。白い部分も少し変な色です。
柱サボテンの大きさは54センチ程です。
鉢のサイズは直径22センチです。
正しい品種名はわかりませんが、
サイトで見る写真の竜神木の角が丸く10個になった様子。
色はモスグリーンの様で、先の方だけ薄く若い色をしていました。
(そのように育った状態で4年前購入)
今、その若い色の部分のみで変色は止まっています。
室内の窓辺で育てており、水やりは何を読んでも色々な事がかいてあってよく分からず怖く、半年に1度と極少ない状態です。
根に特に変化はありません。
この様なサボテンが切断してそのままでも生きていてくれるのであれば、もし切ってみて上の部分のみの変化だった場合、
cactusさんのおしゃった通り無理な処置をせず、
横などから新たな成長をしてくれることを待ってみようと思います。
(その様な品種なのでしょうか?)
情報を確認しましたが、教えて貰った内容から考えると腐敗している
のではなく、ただ単に変色しているだけと思われます。よって切断を
する必要は無いと思われます。傷が付いたり色が変わった場合は、元
の色や姿には戻りませんが、ただ生長すると大きくなるので変色した
部分が広がって、目立ちにくくなる場合もあります。
きくさんは本などで色々と調べられたようですが、調べた本などには
何と書かれていましたか。また何に関して調べられましたか。
とにかく今は切る事は考えないで下さい。
サボテンに関して説明をすると長くなるので書きませんが、それでも
ある程度は説明が必要ですから、簡単に書かせて頂きますね。
まずサボテンと言う植物は世界中に分布していて、数としては数十〜
数百種類もあると言われています。葉や茎や根などが多肉質の植物を
多肉植物と言いますが、サボテンも過去には多肉植物として扱われて
いました。しかし種類が多く栽培方法も多肉植物と異なる点があるた
め、数十年前に多肉植物とサボテンに分類されました。
ここからはサボテンに関してですが、サボテンの多くは暑さや乾燥に
は強くて寒さに弱いのが特徴です。メキシコなどにはサボテンが多く
自生してしますが、その光景を見ると直射日光下で生育してしますよ
ね。サボテンと言う植物の多くは太陽光線が大好きで、日当たりが弱
い場所では上手く生育しません。
サボテンは人間と同じで、体のほとんどが水分で作られています。
これは多肉質の植物に共通して言えますが、このような植物を草花と
同じように扱うと、決まって根腐れを起こして枯れてしまいます。
自生地では雨が少ないため、サボテンは雨期が来るまで蓄えた水分を
少しずつ使いながら生き延びようとします。もし蓄えた水分が雨期ま
で持たなかったなら、サボテンの生命は終わる事になります。
サボテンは水を与えなくても良いと言う方がいますが、草花のように
頻繁に与えませんが、与える時には鉢底から水が十分に流れ出るまで
与えるのが基本になります。ただ与えてから次に与える期間が長くな
るだけで、与える時は十分に与えます。ただ時期によって与え方は違
うので、月ごとの管理は基本通りに行う事が大切になります。
現在は半年に1回と言われますが、これでは全く与えていないのと同
じです。人間でも水分量が少なくなると、肌がカサカサになり潤いが
失われてしまいますよね。それと同じと考えて下さい。
根は特に異常がないと言われますが、実際の所は根枯れを起こし本体
に水分や養分が伝わらないようになっている事も考えられます。
サボテンには生育期(活動を活発にする時期)と、休眠期(活動をし
ているが、生長期と比べると生育するほど活発ではない時期)の2種
類があります。生長期には生長期の、休眠期には休眠期の作業内容が
あり、植替えや挿し木や挿し木のための胴切り、接ぎ木、施肥などは
生長期(5〜9月まで)の間に行います。ただ休眠期中でも緊急を要
する時は植替えや胴切りをする事もあります。また開花している時期
も植替えは行わず、花や蕾を除去するか開花が終わってから植替えを
するのが基本となります。
現在の大きさから考えると、1年ごとの植替えが必要です。時期とし
ては生長期の間に行いますが、梅雨時期や猛暑の時に植替えをすると
与えるダメージが高くなるので、5月に入ってから梅雨入りするまで
の間に植替えをされた方がいいですね。
植替え方法や使用する用土に関して説明が必要ですか。
> 情報を確認しましたが、教えて貰った内容から考えると腐敗しているのではなく、ただ単に変色しているだけと思われます。よって切断をする必要は無いと思われます。
柱サボテンは頭頂部から上に成長してゆくと思うのですが、
その部分があきらかに枯れてゆくのに、そのままで良いということなのですか?
2日に回答を得た文章に、「柔らかくはならずに、すごく冴えた青み
がかかる〜白く水分の無い状態に収縮し乾燥する」と書いてました。
この表現から僕は腐敗したようにブヨブヨしていないで、ただ単に色
が悪くなったと解釈しました。それで本日の午前中に回答をいたした
のですが、僕の解釈が間違っていたのでしょうか。
「〜」が付いている前の方は健全な頃の事で、後の方は現在の事でし
ょうか。
自分なりに少し考えて見たのですが、もしかしてスカスカ状態になっ
ているのでしょうか。もしそうであれば完全に枯れているので、その
部分は取り除くしか方法はありません。そうなると生長点が失われる
訳ですから、元の姿には戻らない事になります。前回にも書きました
が、種類によっては切り口から仔が吹く種類もあります。
そうなのです。
頭頂部は青みがかる→白くなるという過程で、
まったくスカスカな状態になっているのです。
(それが下へと移行していっている状態です)
丁寧にご回答いただいているのに、説明が足りず、
本当に申し訳ありませんでした。
それで成長点を切り取った場合
切った面に新しく移植するべきか、
そのままで成長してくれるものなのか、
お訊きしたかったのです。
やはり、自分で出来る限り注意しながら
切り取って「切り口から仔が吹く」事を
待ってみようと思います。
(そのような種類だと良いのですが…)
また前後しますが、サボテンの基礎知識を
お教えくださってありがとうございます。
水やりや育て方を改めたいと思います。
頭が悪い僕にも、何とか理解が出来ました。お手数をかけましたね。
現在の悪い部分を切った場合ですが、切った場所の脇から仔が吹いて
くる品種なら望みはありますが、そうでなければ望みは少ないと思い
ます。以前にダルマ型になってしまった金鯱を切断した事がありまし
たが、上部は乾燥後に挿し木をして発根したのですが、下部は残念な
がら腐敗して枯れてしまいました。以前に植物公園で相談をし、運が
良ければ仔吹くと言われたので挑戦しましたが、運悪く失敗してしま
いました。どうも乾燥が不十分だったようです。
緋牡丹(ひぼたん)と言うサボテンがありますが、これは柱サボテン
を台木として用いて、ギムノカリキウム属の牡丹玉の紅を接ぎ木した
ものです。牡丹玉の紅は葉緑素が欠如しているので、自分の根では生
きられない性質があります。このようなサボテンは他のサボテンの力
を借りないと生育が出来ません。緋牡丹は接ぎ木により生み出される
物ですが、誰でも簡単に作業が出来ると言う事はありません。
接ぎ木に関しての知識が必要になりますから、出来ればサボテンの本
を購入され、方法を習得された方が失敗は少ないと思います。
枯れた部分から切られた場合ですが、鑑賞価値としては無いに等しい
ので、出来れば台木として用いて別の物に作り変えて楽しまれたらと
思います。一例としては金紐と言うアポロカクタス属のサボテンがあ
りますが、柱サボテンを台木として金紐を接ぎ木されると楽しみ方も
違うと思います。ただし接ぎ木が出来るのは5月から9月の生長期の
間だけで、今頃から次第に寒くなるので植替えや挿し木や接ぎ木など
の作業には適しません。とりあえず切断をして切り口を十分に乾燥を
させ、そのままの姿で越冬をさせて、時期が来たら接ぎ木にされると
成功率は高くなります。接ぎ木をする時には再度切断をする事になり
ますが、今回は枯れの進行を止める事を優先にして、接ぎ木が出来る
状態にさせる事を考えて下さい。