皆様こんばんは。さそっくなんですが、会社にユッカグロリオッサの「木」があります。今花を咲かせています。地面を見ると多数の新株が出ています。会社には園芸屋さんが定期に入っていて、いつもその新株を切られてしまいます。@どうしてもその新株を成長させたいんですが、今の時期、株分けはできるのでしょうか。できるのであれば、ある程度土を掘り返し、株を切断します。しかし、その後根が張るかどうか不安です。サンセベルアのように、用土に差し込むだけでいいのか、特殊な方法がいいのか分かりません。Aあと、今花を咲かせている部分の幹を切り取り、幹差しできるのでしょうか。具体的な方法もまったく分かりません。どうぞ、ご教示くださいませ。
ユッカ・グロリオサ、アツバキミガヨランですね。
株立ちになっているというより、茎の地中に埋まった部分で枝を出しているのでしょう。
その枝を挿し木することになります。
気温が高い環境では、挿し木をすればとても簡単に発根します。
特別な加温設備や環境を準備できない場合は5月以降に行う必要があります。
発根には20℃以上の地温が必要でしょう。
茎をナイフなどできれいに切り取り、赤玉土などに挿し、水やりを続けるだけです。
丸太状の幹を挿しても活着しますよ。
ふら様、早速情報をいただきありがとうございました。
アツバキミガヨランというのは初めて聞きました。新株の状況はまさしくおっしゃる通りです。これを掘って取り出し、大切に育てたいのです。20℃をキープできる場所はあるのですが、弱い蛍光灯の光源でしかなく、これで大丈夫か心配です。5月まで待っていると、刈取られてしまうので、それもできません。@弱い蛍光灯の下でも大丈夫でしょうか。A花が咲いている茎を切り取った場合も同様でしょうか。B他のサイトを見ますと、茎を切ったときには、その下部の樹皮を剥がして・・・とありますが、ただきれいに切り取るだけでOKでしょうか。C肥料はカリを中心としたものも、やらないほうがいいのでしょうか。トマトの挿し木もできないような者ですので何も分かりません。どうぞよろしくご教示くださいませ。
ユッカ・グロリオサ(Yucca gloriosa)の和名がアツバキミガヨランで、ユッカ・エレファンティペスが導入されるまでは一番ポピュラーなユッカでした。
> 20℃をキープできる場所はあるのですが、弱い蛍光灯の光源でしかなく、これで大丈夫か心配です。
「最低気温」20℃をキープできれば、発根までは弱い光でも大丈夫でしょう。
乾燥に強く、丸太状の幹を転がしておいても何か月も生きているくらいなので、幹を初夏まで保存しておくという手もありますね。
幹の上部に溶かしたロウでも塗って乾燥を防ぎ、新聞紙に包んで保存すればまず大丈夫です。
> 花が咲いている茎を切り取った場合も同様でしょうか。
花序(花穂)そのもの、ということではないですよね。
花序は挿し木できないと思います。
花序の下の方にある幹なら挿し木で発根します。
> 他のサイトを見ますと、茎を切ったときには、その下部の樹皮を剥がして・・・とありますが、
これは確かな情報ですか?
取り木の場合の環状剥皮と混同なさっていませんか?
しかもユッカのような単子葉植物は、取り木の場合でも環状剥皮ではなく、切れ込みを入れて行います。
樹皮というのがどの部分を指すのか分りませんが、古くなった葉の付け根が残っているなら、これはきれいに取り除きましょう。
> 肥料はカリを中心としたものも、やらないほうがいいのでしょうか。
発根して旺盛に生育を開始するまで、肥料はやらないようにしましょう。
挿し木の用土は肥料分を含まない赤玉土の小粒などがいいでしょう。
ふら様お世話になります。
非常に親切にご教示いただき感謝感謝です。
茎を切った後の処理など、私の勘違いもあったようで、ふら様のおっしゃるようにやってみます。
ひとまず、私の疑問は解消できました。今後室温を再調査し、鉢の置台をつくったりして準備していきます。20℃キープの部屋が機械室なので、熱源(モータ)の上におかないと温度キープができないんです。
あの、いままで全く興味が無かった新株を、この頃朝の巡回のときに、じーーーっと見ています。本当に助けてあげる手段が見つかってよかったです。
分からないことがあれば今後ともよろしくお願い申し上げます。