イタリアンパセリを去年種から育てたのですが、今回の冬を乗り越えたパセリが一株あり、今年も順調に育つと思ってたのですが、だんだんイタパセの葉とは違う長細い葉っぱが生えてきてしまいました。花も咲きそうなのですが、こうなってしまうともうだめなのでしょうか。
パセリは2年草で冬を越すと花茎が出来てきてしまいます。おそらく細長い葉っぱと言うのは花茎から生える葉の事でしょう
花茎が立ってしまうともう食べられる葉は出ず花が咲けば株は枯れてしまいますので冬を越して花茎を伸ばしてしまった株からはもう収穫ができません
ですのでパセリを毎年収穫したいのなら、毎年種を蒔いて育てるしかありません。今年の分は苗を買い求めて育てつつ、春のうちに種を買って苗を作っておくのが良いです
花茎の立った株はそのまま育てて花を咲かせて種を取ると良いですよ。花後に細い実が付いて茶色く成ってきたら落ちる前にしごいて採るのが良いです。その種を湿気ない様に保存し、半分は来年の春に蒔いてもう半分は次の年の春に蒔くと、毎年種を蒔いておけば絶やさずにパセリが楽しめますし、種のまま保存するにはセリ科は2年くらいで発芽能力が低くなるので古くなる前に全部蒔いてしまい、自分で採った種なら水耕栽培で芽を出させたのをスプラウトとして食べたり、小さい葉の時に間引いたものをサラダやオムレツ、スープの青味などに使うと美味しいですよ
花茎から種を採らないなら、花茎を花が咲く前に切ってしまい5〜10センチくらいの長さに切って冷凍保存しておき、シチューやカレーなどを作る時に肉の臭み抜きとして入れるブーケガルニとして使えます(タイムの枝や葉、セージの葉、月桂樹の葉と一緒にお茶濾し袋に入れて使います)
市販の種には薬剤などが浸みこませてあるので、スプラウトや間引き菜には使用しないで下さいね