こんにちは。楽しく勉強させてもらっています。さて、わたしは、ハーブ
(タイム)を育ててますが、毎年この季節になるとかれてしまいます。本
などには「湿度に弱いので枝を摘んで風通し良く。」と書かれています
が、どうやってもダメです。また、今の時期どこに置いても湿度が高いと
思うのですが・・・。なにか良い対策があれば教えてください。
湿度を嫌う植物は管理が難しいですよね。私の場合は、
(株に対して)かなり大きい鉢を使っています。
タイムは1株が小さいので、それに合わせて小さい鉢に植えたくなりますが(笑)
小さい鉢だと乾燥しやすいので水を切らすとあっという間にカラカラ、
かといって水をやりすぎると蒸れ蒸れ・・・と、
ギリギリのラインでシーソーするような感じになってしまい
良い状態を保つのがとても難しくなってしまいます。
大きい鉢で育てると、その分、土の乾きもゆっくりになりますから
乾き「気味」の状態を長くキープできるようになり
ずいぶんラクになりますよ。
また、
水をあげる時は、鉢の側面や、ベランダ等なら足もとのコンクリートが
触るとひんやりするくらいたっぷり、
良く云われる「下の穴から水が・・・」以上にあげてください。
鉢の中にあたたかい水が残っているようだと、
タイムなど多くの地中海性植物にとっては「(蒸し)暑すぎる」状態です。
あと、コモンタイム(木立性タイム)であれば、
横に向かって伸びていく枝を元から摘み取って、
上に向かう枝だけを残すようにすれば、
株元がすっきりして蒸れにくくなるようです。
サイズや植栽場所、鉢植えか地植えか、潅水などの管理等の条件に
よって夏の高温多湿期の乗り切り方が変わってくると思いますが、
次のような点に注意してみてはいかがでしょうか?
1)水を遣りすぎない。タイムは本来岩礫地に自生する植物ですから
乾燥には強く、少々の水切れでは枯れません。また普段から水を
多く与えていると根の発達が悪くなり、蒸れの影響を受けやすく
なります。雨ざらしになるような場所に鉢を置いたり、植え込ん
でいる場合は管理が厄介です。
2)土は適しているか? タイムは典型的な石灰岩質土壌の植物です
から、がらがらした痩せ土にはよく適応する反面、腐植が多く水
保ちのいい柔らかい土壌はあまり好みません。ローズマリーなど
もそうですが、腐植を含まないやや堅めの土の方がしっかりした
株になりやすいようです。うちではほとんど赤玉土単用に近い土
を使っています。鉢ならともかく、地植えの場合はいかに水はけ
がよい土を使うかで、夏越しの成否が分かれるかもしれません。
3)日照は充分か? 日に当てると蒸れて枯れるかもしれない、と日
陰に置くと、土の中の水が抜けるのに時間がかかり、余計に蒸れ
やすくなります。地植えの場合は、他の植物の陰にならないよう
に工夫する必要があります。
あとは、ケースによっていかに多湿にならないような工夫をするか、
ですよね。たとえば、ベランダに置いてあるような場合であれば、
コンクリートの床に直接置かず、スノコを敷いてその上に鉢を乗せ
るとか、地植えの場合であれば、植え込みしている土の一番表面の
部分を粗めの砂のようなものに替えるとか。
たねさん!みぞぐちさん!
すごく詳しいレス誠にありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m