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グレープフルーツが結実しない? 投稿者:グレープ 投稿日:2003/05/25(Sun) 17:10

実生から育てた18年目のグレープフルーツです。直径50cm、高さ60cmの鉢で南側(日照時間6時間)に置き、鉢の表土が乾いたら水を与え、肥料は春、秋に油粕等をやっています。樹の高さは2.5m、根元での幹の太さは5〜6cmありますが、一向に花が咲く気配がありません。冬越しが悪影響を及ぼしているのかとH13年の晩秋からH14年の初春まで室内に取り込み、この一年様子を見ましたが、上述の通りです。連れ合いがもうそろそろ諦めて処分したらと促しますが、先日、NHKの「趣味の園芸」(わたしの花自慢欄)に実生から育てたグレープフルーツに実がついた記事が掲載されているのを読んでから、一層処分が遠のいてしまいました。どなたか結実の経験のある方ご指導ください。なお、花粉交配が必要かと二本育てています。このグレープは15年間東京で育ち、現在はさいたま市在住です。


Re: グレープフルーツが結実しない? 18年! 投稿者:Pinetree 投稿日:2003/05/26(Mon) 20:18

> 実生から育てた18年目のグレープフルーツです。・・・・
> 樹の高さは2.5m、根元での幹の太さは5〜6cmあります・・・

 グレープフルーツは育てたことはありませんし,実生は台木にしか使いませんが,参考になれば。

 ウンシュウミカンなどでは,18年生なら幹は10cm前後になるかと思います
。おおむね60リットルくらいの鉢ですから,乾燥ストレスがかかっていることは考えられますが,過度のストレスは,一般的にはべた花になります。葉っぱとかきちんと着いていますか?根ばちは巻いていませんか?

 あと,よくやる失敗がせん定です。カンキツは前年の充実した枝に着花しますので,時期外れにせん定すると花が着かなくなります。春の新梢が,そのまま再発芽せずに,翌年の結果母枝になるのがベストです。9〜10月,あるいはそれ以降に,新芽が出たりせん定したりすると花が着きにくくなります。習慣的に秋から冬にかけてせん定していませんか?

 しかし,18年とは!よく我慢しましたね〜


Re^2: グレープフルーツが結実しない? 柑橘類の選定の仕方は? 投稿者:グレープ 投稿日:2003/05/26(Mon) 22:03

>過度のストレスは,一般的にはべた花になります。葉っぱは着いています か?根ばちは巻いていませんか?

(Pinetreeさんへ)
 さっそくの投稿ありがとうございます。ご指摘の中でいくつか心当たりの点があります。
@葉が少ないような気がします。A細根が鉢の表面でメッシュ状に観察できます。
>あと,よくやる失敗がせん定です。カンキツは前年の充実した枝に着花しますので,時期外れにせん定すると花が着かなくなります。。習慣的に秋から冬にかけてせん定していませんか?
B@とも関係しますが、初夏から盛夏にかけてイキヨイ良く葉が茂り、狭いウッド・デッキですのでどうしても新梢を中心に剪定していた気がします。新しい梢に花がつくんですね?剪定の仕方も間違っていたようです。
 折角、ここまで育てたのですから成人式にはせめて花をつけさせてやりたいと思います。
柑橘類の選定の仕方を教えてください。




Re^3: グレープフルーツが結実しない? 剪定は? 投稿者:Pinetree 投稿日:2003/05/26(Mon) 23:36

グレープさん こんばんは

 厳しい言い方かも知れませんが,剪定は,品種や個々の樹の状態で異なり,メールで説明できるほど簡単ではありません。でも解る範囲で。

 葉っぱと根ばちの問題は,着花とは直接には関係ありません。極端な衰弱ではないかとお聞きしたのです。
 ただ,もう鉢で管理できる大きさではないと思います。本来は地植えにすべきと思いますが・・・

 可能なら鉢増しします。植え替えの適期は冬ですので,根を傷つけないようにあくまでも軽〜くほぐして,二サイズくらい大きな鉢に植え替えます。
 これ以上大きな鉢が置けない,あるいは大きすぎて鉢替えできないのなら,根まわりに土を足して客土したらいかがでしょうか。縁の高さが無くなってかん水が出来なくなるようなら,トタンや厚手のビニールで鉢の縁をかさ上げしてみたら?

> 初夏から盛夏にかけてイキヨイ良く葉が茂り・・・
 この原因は,多分,2つ。ひとつは「実がないから葉が出る」つぎは「春の肥料が油粕で遅効きしている」からと考えます。

 春肥は速効性肥料に代え,様子を見ながら追肥すべきですが,もうやってしまったんでしょうね油粕?もしそうなら,可能な限り取り除いて下さい。横に倒して洗い流す手もありますが,そこまでやらなくても良いような。

 どのくらいの量の油粕をやられていたのか解りませんが,多分,施肥量としては少ないと思います。必要量は,年間窒素量で100gくらい,様子を見ながら加減すべきかと思います。窒素成分10%の肥料で,年間1kg,3〜4回でと言うことになりますが,物が見えないので適正量は良く解りません。

 無責任な言い方で良ければ,油粕の残効もあるでしょうから,2週間に1回くらい,様子をみながらかん水がわりに薄い液肥をやって,8月に入ったら止める。が無難かも知れません。  

 問題のせん定は,基本的には発芽前の冬季に行います。この時期であれば切返しせん定が可能で,枝を縮めることが出来ます。ただ,適期である冬季のせん定時期はすでに過ぎていますので,夏の切り方が解らないなら,せん定しないのが最良の方法です。

 どうしても切りたければ,枝分かれしている所で切る「間引きせん定」をおこない,すかしを入れます。せん定は「間引きせん定」と「切返しせん定」の2つの切り方がありますが,図書館やWEBで調べて下さい。

 実が無いので,夏芽,秋芽が出るのは仕方ないのですが,
・肥料の遅効きを抑えて秋芽を抑制(出来るだけ早い新梢を確保)する
・出た新芽を切り返しせん定しない
が花を着かせるポイントでしょうか。

 ただ,実生のグレープフルーツで,上手く行くかどうかはやってみないと解りません。また,先にも述べましたが,本来は地植えして,1年間無せん定にすべきと思います。
 成人式までに実が着いたら良いですね。成功を祈ります。



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