1年ほど前から育てているサボテン(手のひらくらいの大きさの、チクチクした丸い葉がつながっている)
白いカビみたいなものが、びっしりついています。
よくみると、かさぶたみたいになっていて、
カビ(梅雨の時期につきだしたので)なのか、虫の卵なのか、
病気なのか・・・。
その割には、最近新しい葉がにょきにょき出てきています。
何の知識もないまま、月に一回ぐらい霧吹きで水をあげて
普段は窓辺に、時々ベランダで太陽にあてて育ててきました。
どなたか、この育て方で良いのか、病気の場合の対処法を教えて下さい。
よろしくお願いします。
こんばんわ仙人掌と言います。
さやさやさんのはウチワサボテン亜科の1品種と思われます。チクチク
しているものは葉が退化したものでボウシと呼ばれる刺で、刺自体が逆
刺になっているので皮膚や衣類に刺さると抜けにくくなります。作業の
際にはゴム手袋をはめて行なうように注意して下さい。
さて、白いカビのような正体はカイガラムシです。歯ブラシの柔らかめ
のもので、本体に傷をつけないように丁寧に落して下さい。虫めがねで
良く見ながら、カイガラムシを残さないように落して下さい。
完全に落したらオルトランなどを散布します。通気が悪いと発生しやす
くなりますので、梅雨時期などは通気は十分に注意して下さい。
サボテンが元気なのはわかりましたが、水遣りが不十分です。このまま
では枯れても不思議ではありません。今は元気でもこのまま元気に生長
する可能性は少ないと思います。あなたのサボテンが元気なのは、体内
の水分と養分を使って生き延びているからで、霧吹きで水を与えている
から元気で生長しているのではありません。体内の水分と養分が切れた
場合は枯れてしまう事になります。
大抵の植物は根から水分や養分を吸収しています。霧吹きで水分を与え
ても、夏場はすぐに蒸発してしまい水分は全く吸収できません。
水遣りですが、鉢底から流れ出るまで十分に与えたら、4~5日待って
から指で乾き具合を確認してから十分に与えるようにします。まだ湿っ
ているようなら更に2~3日待ってから乾き具合を確認して与えるよう
にします。冬場は大幅に少なくして管理をします。
サボテンは水がいらない植物と勘違いをしている人がかなり居ます。
普通の草花より水の与え方が少なくても生きていけるというだけで、水
が全く不要と言う事はありません。与える時は十分に与えます。ただ、
水遣りの間隔が長いだけで、普通の植物と何の違いはありません。
用土ですが、必ず水はけの良い物を使用して下さい。水はけが悪いと根
腐れを起こし、腐敗して枯れる恐れがあります。サボテン培養土に市販
の川砂を混ぜ合わせて植え替えます。サボテンの大きさにもよりますが
1~2年に1回は植え替えをして下さい。植え替えの適期は3月~梅雨
入り前までです。
サボテンにも肥料は必要です。植え替え時に一緒に混入させれば、次の
植え替えまでは与える必要はありません。緩効性化成肥料(1~2年間
持続。マグァンプKなど)を適量混ぜ合わせます。
置き場所ですが、日当たりの良い、雨がしのげる場所に置いて下さい。
もちろん風通りが良い場所を選ぶ事も大切な事です。