【ブルーミングスケープ】パキラの茎が柔らかくなって…

パキラの茎が柔らかくなって… 投稿者：小嶋麻実子 投稿日：2006/02/09(Thu) 00:44

パキラのことでご相談します。
幹はロープのように下の方でひと結びしてあり、高さは120センチほどです。鉢は窓際に置いてあり、日当たりは悪くないと思います。
昨年11月ごろから床暖房を使用するようになり、葉がどんどん落てしまい今では一枚も残っていません。
しかも乾燥が原因かと思い、水遣りをしてしまったせいか今度は上のほうの細い茎が黒ずんで柔らかくなってしまいました。
幹全体に白っぽい斑点もあります。根に近い部分には小さな新芽が出ているので、まだ全部が腐っているわけではないと思うのですが、今からでも救うことはできるでしょうか？
観葉植物を育てたことがないので、植え替えがうまくできるか心配なのですが、園芸店に持っていったら植え替えをしてもらうことも可能ですか？

Re: パキラの茎が柔らかくなって… 投稿者：不死鳥 投稿日：2006/02/09(Thu) 17:40

床暖房のようですが、例えば床暖房がない場合には冷気が鉢から伝わっ
て状態が悪くなる事がありますよね。熱の場合も同じで、直接熱が鉢に
伝わらないようにする必要があります。一番簡単な方法としては、鉢と
床の間に厚目の発砲スチロールの板を置けば熱を遮断できます。

確かに乾燥も原因の一つかも知れませんが、床暖房の熱は人間には最適
でも植物には耐えられない位の暑さになっていたのではと思います。
乾燥が原因かと思って水遣りをされたようですが、乾燥が原因の場合は
湿度が不足している訳ですから、水遣りをしても意味がありません。
この場合には霧吹きなどで葉水と言う作業をし、湿度を保つようにして
やります。葉水以外には加湿器も効果的で、湿らせたタオルをハンガー
にかけておくだけでも効果があります。

通常葉が茶色になったり黒くなるのは寒さが原因ですが、今回は床暖房
からの熱が関係しているように思えます。まずは鉢と床の間に熱を遮断
させるように工夫して見て下さい。

幹全体に白っぽい斑点があるようですが、多分カイガラムシではないか
と思います。湿度が乾燥気味になってしまうと、カイガラムシやハダニ
などが発生しやすくなります。カイガラムシであれば竹べらやブラシ等
で幹を傷つけないように注意しながら、慎重に掻き落として下さい。
完全に掻き落としが終われば、カイガラムシに有効な薬剤を散布するよ
うにして下さい。

植替えが出来るのは生長期に入る５月頃か、入る前が適しています。
今の時期は休眠状態で活動が鈍くなっているので、この時期に植替えを
してしまうと回復できずに状態が更に悪くなってしまいます。
園芸店も商売ですから、植替えをしてくれと言えば植替えをしてくれま
す。良心的な園芸店だったら、今は出来ませんと言われるはずです。

もし自分で植替えをチャレンジされる気持ちがあるなら、簡単な方法を
教えますが・・・。

Re^2: パキラの茎が柔らかくなって… 投稿者：小嶋麻実子 投稿日：2006/02/09(Thu) 22:12

不死鳥さんアドバイスありがとうございます。
やはり床暖房が原因のひとつだったんですね。
早速、床暖房と鉢の間に発泡スチロールの板を置きました。
それと、上のほうの細い茎（黒くなっている）が柔らかくなってしぼんでしまったのですが、この部分は切ってしまったほうがよいのでしょうか？
切るとしたら、柔らかくなっているところだけでいいのか
それとも茎の出ているもとから切った方がいいのかも教えてください。
鉢替えはあまり広くないマンションのベランダでも可能でしょうか？
もし可能であれば、教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。

Re^3: パキラの茎が柔らかくなって… 投稿者：不死鳥 投稿日：2006/02/10(Fri) 18:44

黒くなってしぼんでいる部分が腐敗をしているようなら、腐敗を進行さ
せない為にも切り取った方がいいと思います。ただ枯れてしまっている
ようなら、自然に落ちるまで触らない方がよさそうです。
状態が悪くて緊急を要する場合なら別ですが、そうでないなら切り取る
ような作業は活動を開始する春先まで待ってから行なった方がダメージ
を与えなくてすむと思います。

植替えはマンションのベランダでも十分に可能ですが、直射日光下では
行なわない方が無難です。また雨天時も好ましくないので、天候の良い
あまり日差しが強過ぎない日を選んで作業を行なって下さい。
前回にも書きましたが、植替えが出来る時期は５月頃からで今は植替え
には適さない時期ですから行なわないで下さい。

観葉植物の場合は用土を全部入替えられる事を嫌う性質があるので、株
に付いた古い用土は１／３～１／２程度落とすようにします。そうする
と根がはみ出ますから、ハサミで切り落として整理をして下さい。鉢底
に防虫ネットを敷いてから鉢底石を入れます。植替えが終わった時に鉢
全体の重さが気になるなら、ボラ土や軽石で代用されると重さが軽減で
きます。新しい用土は自分で配合された物でも構いませんが、慣れてい
ない最初の頃は市販の観葉植物の土を使用された方が楽と思います。
これを鉢底石をいれた鉢に少し入れ、株を入れてから鉢と株の間に新し
い用土を入れます。入れただけでは倒れる事があるので、バーベキュー
用の竹串のようなもので突っついて締めて行きます。

植替え時に根を切っていますから、最初の水遣りは植替えが終わってか
ら４～５日経って鉢底穴から水が十分に流れ出るまで与えます。
置き場所もいきなり直射日光に当てると弱ってしまうので、しばらくは
ダメージが回復するまで遮光幕下で養生させ、除々に光線に慣らすよう
にします。