【ブルーミングスケープ】パキラを助けたいけどどうすれば？

パキラを助けたいけどどうすれば？ 投稿者：ねこ投稿日：2006/04/08(Sat) 11:18

昨年の１０月頃、高さ２mぐらいのパキラを購入しました。しばらくは問題なかったのですが、１ヵ月半ほど前から葉が枯れて全て落ち、新しく出てきていた葉も成長することなくしおれてしまいました。枝を切ってみたところ、かすかすになっていました。幹は硬いです。鉢のふちには黄色いキノコが生えています。置いてある場所は南に面した窓のそばですが、レースのカーテンが引いてあるため直射日光は当たりません。部屋は薪ストーブを使用しているので夜間も１０℃前後は保っています。枯れ始めてから１ヵ月ぐらいは水やりをしていません。今後どのような処置をしたらよいのでしょうか？アドバイスをお願いします！

Re: パキラを助けたいけどどうすれば？ 投稿者：不死鳥 投稿日：2006/04/08(Sat) 18:35

パキラは本来は光線が大好きな植物ですから、室内ではガラス越しの窓
辺などで直射日光を浴びさせるのが理想的です。しかし耐陰性が強いの
で、部屋の隅などで光線が弱く当たる場所でも管理は可能になります。
ただし耐陰性が強いからと言っても、たまには光線に当ててやらないと
枝が徒長してしまい葉の厚さも薄くなりひ弱になってしまいます。

レースのカーテンを開ければ直射日光が当たるのでしょうか。
薪ストーブを使用されているようですから、結構寒い地域にお住まいの
ように思います。夜間には窓からの冷気が伝わりやすいので、夜間だけ
はレースのカーテンを使用して冷気を遮断され、日中は差し支えなけれ
ばレースのカーテンは開放して直射日光が当たるようにされた方が元気
に生育するはずです。

薪ストーブを使用されている時、ストーブの上にヤカンなどを置いたり
して常に蒸気が出るようにされていたでしょうか。また定期的に葉水を
されて、葉が乾燥から守れるようにされていましたか。

状態が悪くなったのは、２月下旬から３月上旬頃でしょうか。購入され
てから状態が悪くなるまでの間に、どのような水遣りなどの管理を行な
っていたのか詳しく書いて下さい。

Re^2: パキラを助けたいけどどうすれば？ 投稿者：ねこ投稿日：2006/04/08(Sat) 18:55

早速お返事ありがとうございます。状態が悪くなったのは２月後半頃からです。レースのカーテンを開けると向かいの家から部屋が丸見えになるので、できれば開けたくありませんが、必要なら開けた方がいいですね。ストーブの上にはやかんを置いていますが、部屋が吹き抜けのため、また、水を入れるのを忘れたりして、乾燥気味になっています。低いときは３０％そこそこになります。水やりは表面が乾燥してからあげていました。が、少し下はしめっている状態だったかもしれません。葉水は全くしていません。１２月下旬から２月上旬までは午前９時頃から午後１０時頃までは留守で、特に夜は部屋の温度が下がっていました。
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Re^3: パキラを助けたいけどどうすれば？ 投稿者：不死鳥 投稿日：2006/04/08(Sat) 21:33

家庭の事情も色々とあるので、レースのカーテンを無理に開けなさいと
は言えませんが、出来る範囲で結構ですから行なうようにして下さい。

悪くなった原因としては、冬場の水の与え方が多過ぎたのと寒さの影響
が大きかったのが主だと思いますね。
まず水遣りですが、行なわれていた水遣り方法は生長期（春から秋まで
の間）の間に行なう方法でした。生長期とは活動が活発になる時期の事
を言い、植え替えや挿し木などの作業はこの間に行ないます。
逆に冬場は休眠期で、生長期に比べると活動が鈍くなっていています。
そのため冬場の水遣りは生長期に比べると少なめにするのが基本です。

自宅に人が居る時は１０度前後はキープされていても、留守中は相当に
室温が下がるんじゃないでしょうか。パキラを冬越しさせる時は、室温
が５℃以上ないと難しくなります。午後１０時頃には室温が相当に下が
っているはずですから、何らかの防寒対策は必要になります。
室内で温室を置くのは無理があるので、冬場は簡易温室と呼ばれる物で
対処すれば直接に冷気が伝わらないので状態を悪くさせません。
市販の既製品でも構いませんが、自分でも簡単に出来る優しい作業です
から工作気分で作って見て下さい。

まず用意する物は、発泡スチロールの箱、新聞紙数枚、パキラが鉢ごと
スッポリ入る程度の透明で厚手のビニール袋（袋がなければ袋になるよ
うに両面テープで作成する）を用意します。発泡スチロールの箱が無い
時は、発泡スチロールの板を購入して箱型に作成して下さい。

パキラの鉢を箱に入れて、箱と鉢の隙間を埋めるように丸めた新聞紙で
軽く詰めて下さい。透明なビニール袋を全体に覆い被せて終わりです。
人が居る時は外して、留守にする時は被せるようにして下さい。室温が
５℃以下にならない時期が訪れてくれば、簡易温室の時期は終了になり
ます。次回の冬場にも必要になるので、壊れないように保管をします。

これからの時期の管理ですが、株が生きている事を想定して水遣りを月
に２～３程度で用土を湿らせる程度に与えて下さい。現在は状態が悪い
ので、直射日光に当てないでレースのカーテン越しで光線に当てるよう
にして下さい。基本的には５月に入れば活動を開始するので、それまで
は養生をさせる意味で様子を見るようにして下さい。

生きていれば何らかの兆候が見れるので、切り戻しと言う作業をすれば
復活が出来るはずです。