セントポーリアの性質 投稿者:
みぞぐち 投稿日:2002/04/18(Thu) 23:21 雪うさぎさん曰く:
> ところで「苗の根を温水で洗う」というのは どういうメリットがあるのですか?水ではダメですか?
セントポーリアは熱帯の植物ですが、熱帯でも高地の滝のしぶきが霧に
なってかかるような雲霧帯と呼ばれるところの植物で、そのような場所
では空中湿度が年中高く、温度は20〜25℃くらいでほとんど変化しません。
なので、実は低温も高温も苦手なのです。植え替えの時に冷たい水で
根を洗ってしまうと根の細胞が傷んですぐに腐りはじめてしまいます。
それを防ぐために20℃くらいの微温水にして洗うわけです。水やりの
時も冷たい水が葉にかかるとその部分の組織が死んでしまうために、
リングスポットと呼ばれる黄色い輪染みが葉にできてしまいます。
夏の極端な暑さも苦手なため、真冬と真夏にだめにすることが多いで
すね。(^^;; また、日当たりが良すぎると葉が厚ぼったくごわごわに
なり、色も黄色っぽく褪せてしまいますが、暗すぎると花が上がりま
せん。空気の乾燥が著しくなると葉が内側に巻き込んでいじけてしま
います。かといって水やりが多すぎると根が窒息して枯れる……。肥
料が多すぎるとすぐ成長が止まって弱る……。
# ポピュラーな割りには実に気難しい植物だと思います。いったん環
# 境に慣れると特に手がかからず順調に育つようなのですが……。
Re: セントポーリアの性質 ・・セントポーリアの葉が溶けるのは 投稿者:
雪うさぎ 投稿日:2002/04/19(Fri) 13:39 目から鱗が落ちるような(☆。☆)回答拝見しました。
数多い投稿なので見ていただけるか心配なのですが もう一つ教えて下さい
> 水やりの 時も冷たい水が葉にかかるとその部分の組織が死んでしまうために、リングスポットと呼ばれる黄色い輪染みが葉にできてしまいます。
リングスポットもかかった水(冷水にかかわらず)に日が当たって葉やけをするものだと単に思っていました。
高温多湿の場所に生えている植物だとはわかっていたのですが マンションでは高温に保てても多湿ということがなかなか。時々霧吹きをしてみます。
ところで今日気付いたのですが 花も咲き 蕾も沢山上がってきているのに外側の大きな葉が一枚ずつ 葉の先から黒くなって溶けるようになってしまい最後にはクニャとダメになってしまう状態で このままでは せっかくの立派な株が小さくなってしまうようで心配なのですが 何か打つ手はありますでしょうか?
「ななさん」の投稿欄なのに途中から割り込んだ形で申し訳ありませんが よろしくお願い致します。
Re^2: セントポーリアの性質 ・・セントポーリアの葉が溶けるのは 投稿者:
みぞぐち 投稿日:2002/04/21(Sun) 01:09 雪うさぎさん曰く:
> マンションでは高温に保てても多湿ということがなかなか。
> 時々霧吹きをしてみます。
テラリウム栽培にしたり、透明なプラスチックの蓋を被せるなどの
方法でも湿度を保てます。ただし、真夏は下手に湿度を上げると蒸
れて傷んでしまうことがあるので、むしろ乾き気味に管理してくだ
さい。
> 外側の大きな葉が一枚ずつ 葉の先から黒くなって溶
> けるようになってしまい最後にはクニャとダメになってしまう
私のところでもよく出る症状で、高温もしくは低温の時に土を過湿に
するとすぐにそうなります。(^^;; 温度が適温範囲を外れる場合は、
成長や花上がりを少々犠牲にしてもかなり土を乾かして育てた方が
失敗がないようです。また、潅水の水が冷たすぎても同様の症状が
出ますので、水やりにも注意が必要です。
# 風呂場に持ち込んで温水をざあざあかけるやり方で水をやる人もい
# るようです。その場合は土を水切れの早いパーライト主体にするそ
# そうです。
セントポーリアは一種の多肉植物のような性質があり、根がてろてろ
に腐っていても、葉のダメージなどにすぐ現れにくいので、葉に異変
が出たら、水や温度管理でへまをしなかったかどうかをすぐに確かめ
てみた方がいいでしょう。幸い、葉挿しで簡単に殖やせるので、常に
予備をこしらえておくのが一つの対策になると思います。
Re^3: セントポーリアの性質 ・・セントポーリアの葉が溶けるのは 投稿者:
雪うさぎ 投稿日:2002/04/21(Sun) 22:35 > # 風呂場に持ち込んで温水をざあざあかけるやり方で水をやる人もい
> # るようです。その場合は土を水切れの早いパーライト主体にするそ
> # そうです。
確かに 市販のセントポーリアの培養土を過信しすぎて 水はけが思うように行かない状態でした。
今後気をつけて育てます。
何回にも渡って詳しいアドバァイスをいただき 本当に感謝しております。
みぞぐちさん 本当に有難うございました。
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