棘の無い柱サボテン 投稿者:
さぼ 投稿日:2006/06/14(Wed) 00:24 初めまして。サボテン初心者です。
いまいち判断に迷ってしまったのでタイトルのサボテンに
ついて教えていただければと思い投稿しました。
3本立ちの内一本の根元が真っ黒になっており、
上の方(先端含む)もところどころ黒ずんでいるような感じに
なっていることに気付きました。他の2本は健康そうな緑色です。
黒い部分は柔らかいですが、ぶよぶよというほどではありません。
また、倒れる感じも今のところはありません。
置き場所は室内でテレビの傍です。部屋の真ん中にあるので
日光にはあまり当っていないです。
水遣りはほとんどしていません。たまに霧吹きをするくらいです。
こちらの過去ログを拝見したところ、黒い部分を切断するのが
いいのかなと思うのですが、健康そうな緑の部分が少ないので
この場合は再生は難しいでしょうか?
もしできることならなんとか助けてあげたいのですが・・。
何か対処法がありましたらよろしくお願いします。
Re: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
ふら 投稿日:2006/06/14(Wed) 17:18 はじめまして。
まずサボテンであることは確かだとして……
(よく似たユーフォルビアについては、検索して違いを確認してください)
サボテンの仕立て直しは、少なくとも4〜5日間晴天が続かないと、失敗する可能性が高いと思います。
> こちらの過去ログを拝見したところ、黒い部分を切断するのが
> いいのかなと思うのですが、健康そうな緑の部分が少ないので
> この場合は再生は難しいでしょうか?
助けようとしているのは上の部分ということですね?
梅雨時を避け、晴天が続きそうな日の午前中を選び、健康そうなところで胴をすぱっと切って切り口を確認します。
健康なら切り口が白いはずですが、少しでも変色していたら切り詰めていきます。
(このようにどんどん切り詰めていくと、最後にはほとんど残らず、挿し木はできないということもままあります)
挿し穂が確保できたら、切り口以外の部分を紙などできれいに覆って、切り口に直射日光を当ててよく乾燥させます。
(乱暴な方法と思われるでしょうが、これがいちばん。栽培書にもそう書かれています)
今まで日陰にあったということなので、切り口以外を日に当てると日焼けを起こすので、ご注意ください。
1日目で十分乾燥させたら、あとは屋内で切り口を乾燥させます。
切り口が赤く変色したら失敗と思ってください。
挿し穂が十分に大きければ、十分に乾燥した時点で、小さい空の鉢に乗せておくだけで空中でも発根します。
ただお書きの状態だと、このような挿し木は難しそうですね。
1本をあきらめて、残りの2本を助けるのが現実的かもしれません。
植え替えたいところですが、サボテンや多肉植物の植え替えはできれば梅雨時を避けた方が無難です。
とりあえず梅雨明けを待つか、1本がすぐにでも腐るようなら危険を覚悟で植え替えてしまうか、判断が難しいところですね。
> 置き場所は室内でテレビの傍です。部屋の真ん中にあるので
> 日光にはあまり当っていないです。
> 水遣りはほとんどしていません。たまに霧吹きをするくらいです。
このような条件では非常に失敗しやすくなります。
本来は直射日光に当て、用土の中の方まで乾いたらたっぷりと水やりをして育てます(冬はかなり控えめに、月に一度くらい)。
今から急に日に当てると、日焼けしてしまうのですが……
Re^2: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
不死鳥 投稿日:2006/06/14(Wed) 19:05 まずはサボテンか多肉植物かを確かめる必要があります。サボテンと思
っていたのが、実際は多肉植物だったと言う経験は僕にもあります。
管理は余り違いはありませんが、植替え方法が異なります。
置き場所ですが、光線が当たらないと植物の状態は悪くなり、また用土
の乾きも悪くなって根腐れを起こしてしまいます。現在は水遣りをされ
て居ないようですが、このままでは水不足になって干からびてしまいま
すよ。蓄えた水分にも限界があり、使い果たした時はドライフラワーに
なるだけです。直射日光は避けた方がいいので、レースのカーテン越し
程度の光線には当てるべきだと思います。今のままでは状態が良くなる
事は、まず無いと考えます。
今の時期は植替えが可能ですが、梅雨時期の植替えは根腐れを起こし易
いので今は行なわない方が無難です。急いで植替えをする必要があるの
なら梅雨明けに行なっても構いませんが、今は腐敗していないようです
から、9月に入って少し涼しくなってから植替えをされた方がいいかと
思います。サボテンの場合は古い用土は全部落としてから植替えます。
多肉植物の場合は古い用土を最低でも半分程度は残すようにします。
古い用土は再使用せず、新しい用土で植替えをします。これらの植物は
雑菌に弱い性質があって、雑菌の増殖によって根が腐敗する危険性もあ
ります。必ず新しい未使用の用土を使用して下さい。
大きさが書いてませんが、7号鉢を目安にして7号以上の鉢で栽培をし
ているなら2年に1回、それ以下の鉢では1年ごとに植替えをします。
水遣りですが、ふらさんの方法と僕の方法は若干違います。
僕の場合は鉢土(鉢に入っている土)が乾いたら4日程度経ってから水
遣りをします。与える時は鉢底から水が流れ出るまで与え、鉢皿に溜ま
った水は溜めないように直ぐに捨てるようにします。鉢土の乾き具合が
分らない時は、竹串を鉢に挿して時々抜き、指で竹串を触って湿り具合
を確認して下さい。まだ湿りがあるようなら、水遣りは竹串が乾くまで
与えないようにします。新たに挿す時は、必ず乾いている物を挿すよう
にして下さい。
ふらさん、切口を乾燥させる場合は直射日光に当てて乾かすのは良くな
いですよ。風通しの良い日陰で自然乾燥させないと、植物の水分が光線
によって奪われてしまいます。僕の愛用の栽培書には、直射日光で乾燥
させるとは書かれていませんし、僕が行きつけの園芸店でも同じように
言われますよ。
Re^3: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
さぼ 投稿日:2006/06/14(Wed) 22:20 ふら様、不死鳥様 丁寧なアドバイスをありがとうございます。
種類ですが、おそらく鬼面角ではないかと思います。
一番似ていると思うのですが棘のない種類があるのか
わからないので確信はないです。
大きさは大106cm、中70cm、小40cmくらいです。
鉢はインテリア風にしたかったので高さ50cmくらいで口が25x25cm
くらいのスクエア型の鉢です。8号鉢相当でしょうか。
買った時(昨年11月頃)にお店で植替えてもらいました。
今回黒くなってしまったのは中サイズのコです。
先ほど確認したところ、短時間にかなり進行してしまったらしく
全体が黒くなってしまっており、倒れそうにもなっています。
残念ながらあきらめざるを得ない感じです・・・
今日の昼間わたしのいない間に家族が水をあげていたようですが
大丈夫でしょうか?
また今さらですがいただいたアドバイスの通り、置き場は窓際で
レースのカーテンの内側になるようにしました。
せめて残り2本はこうならないようにしていきたいと思います。
この場合はお二人のアドバイスですと植替えた方がよいと
思いますが、梅雨明けまで待つ間の他2本への影響はどう
でしょうか?晴れの日などあれば早めに行った方がよいので
しょうか?
また、今回の件に限らず病気の予防策などあればこちらもしたいと
思っています。
度々ですみませんが、再度教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
Re^3: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
ふら 投稿日:2006/06/15(Thu) 01:35 やはり栽培方法は人さまざまで興味深いです。
> ふらさん、切口を乾燥させる場合は直射日光に当てて乾かすのは良くないですよ。風通しの良い日陰で自然乾燥させないと、植物の水分が光線によって奪われてしまいます。僕の愛用の栽培書には、直射日光で乾燥させるとは書かれていませんし、僕が行きつけの園芸店でも同じように言われますよ。
これはかつて存在した『ガーデンライフ』(若い方はたぶんご存じないでしょうね)という雑誌で紹介されていた方法で、「専門家による栽培の秘訣」ということだったと記憶しています。
初めて読んだ時は私も驚いたのですが、この方法で挿し木するようになってから失敗がぐんと減りました。
サボテンの場合、直射日光に当ててはじめの一日で切り口を完全に乾かしてしまった方が成績がいいようです。
挿し穂がある程度大きい場合はもちろん、切り口・長さともに数センチの小さな竜神木でも何回も成功しています。
ましてある程度の大きさがあれば、切り口に直射日光を当てても1日でひからびてしまうことはないと保証します。
一度お試しになる価値はあると思いますよ。
ただし、これは一般的な方法とは言えないのかな。
Re^4: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
てん 投稿日:2006/06/15(Thu) 09:00 暖かくなってくると腐敗が急速に進みます。
内部が腐っているのを確認できるのでしたら一日も早く処置したほうがいいですね。
おそらくは根の部分も腐っていると思いますからできるだけまれいに土を取り除いたほうがいいです。
他の木に腐敗が見られなければ伝染することは少ないと思います。
腐っている木の一部でも新鮮なところがあればふらさんのアドバイスどおりに挿し木をしてみてください。
鬼面角はとても丈夫な木ですから切り口を直射日光にあてたぐらいでは枯れたりはしません。
湿度が高くて腐敗菌が繁殖しやすい季節ですから少しでも早く切り口を乾燥させるほうが安全です。
残ったほうの2本を元気に育てるためには戸外の直射日光は不可欠です。
一年中室内に置いてしっかりと育てるのは無理ですね。
Re^4: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
不死鳥 投稿日:2006/06/15(Thu) 19:01 ふらさん、乾燥の仕方については人によって色んな方法があると思いま
す。自分も今の方法で失敗した事が無いので、自分が正しいと思う方法
で乾燥作業をするのがいいと思います。ふらさんの乾燥方法も機会があ
れば試したいと思っています。
と言うわけですから、さぼさんは自分が作業しやすい方をされたらいい
と思います。
多分ふらさんからもアドバイスがあるはずですが、僕は梅雨時期の合間
の植替えは避けられた方がいいと思います。空梅雨ならいいのですが、
どうも今年は空梅雨とはならないように思います。梅雨の合間は天気が
長続きしません。天気になったからと植替えをしても、その天気が1週
間も続くとは言えませんよね。何時降り出しても変ではないので、梅雨
時期は避けられた方が無難だと思います。
種類ですが、鬼面角にも刺があるので違うように思います。似たような
ものに袖ヶ浦がありますが、これも短いですが刺があります。
僕が栽培をしている多肉植物の種類に、犀角と言う品種があります。
これだと刺はないのですが、柱サボテンのように大きくはなりません。
さぼさんの栽培されている植物とは、全く違うようですね。
住んでいる地域か隣県に熱帯植物公園があれば、暇な時に足を運ばれて
見られるのもいいと思います。
病気にさせない方法としては、風通しや通気性を良くする事、水遣りの
基本は守る事、半日陰程度の光線には当てて丈夫にさせる事などが大切
と思います。まずは基本をしっかりと身につける事が栽培の第一歩だと
僕は思います。
Re^5: 棘の無い柱サボテン 投稿者:
さぼ 投稿日:2006/06/15(Thu) 23:38 不死鳥様、てん様 ご返答ありがとうございます。
アドバイスにしたがって、この天気なので、梅雨明けを待って
植替えしようと思います。
これからは教えて頂いた基本を守って栽培していきます。
種類が気になるのでこちらももっとくわしく調べてみようと
思います。幸い近くに植物園があり、そこにサボテンの温室が
あるようなので週末にでもさっそく行ってみようと思ってます。
ここ数日はサボテンについてネットで検索したり、本を探したり
しましたが、いろんな種類があって奥が深いですね。
駄目にしてしまった私が言うのも何なんですけどいろいろ集めたく
なりました。
今思えば購入した時に初めからちゃんと栽培の仕方を調べておけば
よかったと後悔しています。
皆様本当にありがとうございました。
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