金のなる木 ーラスベガスの夏 投稿者:
dimekat 投稿日:2006/07/19(Wed) 06:21 ラスベガスに引越しして3ヶ月、金のなる木、どんどん元気が無くなり、葉が枯れたり、落ちたりしています。ラスベガスの夏はとても厳しく、平均温度
40度、湿度10%位です。あまりにも過酷なのでは?と思い、日の当たらない室内で育てています。その結果?枯れてきているのでしょうか? 外で育てた方いいのでしょうか? アドバイスお願いします!
Re: 金のなる木 ーラスベガスの夏 投稿者:
不死鳥 投稿日:2006/07/19(Wed) 18:10 金のなる木はベンケイソウ科クラッスラに属する多肉植物で、和名では
花月と言います。金のなる木の呼び方は、過去に日本で商売不振で悩んでいた時に考え出されたようです。
この植物の故郷は南アフリカで、昼間の暑さや直射日光、乾燥に耐えら
れるほど強い植物です。ただ真夏のムシムシした熱帯夜には弱い性質が
あり、室内などの風通しが悪い場所では蒸れてダウン気味になります。
人間で言う夏バテのようなもので、現在の症状からすれば夏バテ気味に
なっているのかも知れません。
日本とラスベガスでは気候が違うはずなので、日本と同じようには栽培
が出来ないと思います。世界中で栽培は可能ですが、その場所の環境に
似合った栽培方法を考えれば思うより簡単に栽培が出来るはずです。
少し質問をしますが、ラスベガスの前は日本でしょうかアメリカ国内で
しょうか。栽培をされてから何年程度でしょうか。現在の大きさと鉢の
サイズ、植替えの有無、施肥の有無、水遣りを教えて下さい。
Re^2: 金のなる木 ーラスベガスの夏 投稿者:
dimekat 投稿日:2006/07/20(Thu) 16:24 > 金のなる木はベンケイソウ科クラッスラに属する多肉植物で、和名では
> 花月と言います。金のなる木の呼び方は、過去に日本で商売不振で悩んでいた時に考え出されたようです。
> > この植物の故郷は南アフリカで、昼間の暑さや直射日光、乾燥に耐えら
> れるほど強い植物です。ただ真夏のムシムシした熱帯夜には弱い性質が
> あり、室内などの風通しが悪い場所では蒸れてダウン気味になります。
> 人間で言う夏バテのようなもので、現在の症状からすれば夏バテ気味に
> なっているのかも知れません。
> 日本とラスベガスでは気候が違うはずなので、日本と同じようには栽培
> が出来ないと思います。世界中で栽培は可能ですが、その場所の環境に
> 似合った栽培方法を考えれば思うより簡単に栽培が出来るはずです。
> > 少し質問をしますが、ラスベガスの前は日本でしょうかアメリカ国内で
> しょうか。栽培をされてから何年程度でしょうか。現在の大きさと鉢の
> サイズ、植替えの有無、施肥の有無、水遣りを教えて下さい。
ご返答 ありがとうございます。
まず、鉢の大きさは 縦24CM 直径25CMで、木は高さ 40CM位
です。植木屋での購入時から1年ぐらいです。植え替えはその時に
しました。その後、高さは10CM位伸びたと思います。肥料などは、特にしてません。水は二週間に一度位です。
ラスベガスの前はロサンゼルスです。ロサンゼルスの頃は元気が良かったです。
Re^3: 金のなる木 ーラスベガスの夏 投稿者:
不死鳥 投稿日:2006/07/20(Thu) 18:49 ラスベガスの前がロサンゼルスのようですが、僕のように日本から離れ
た事がない者には海外の気候が良く分りません。ココで書く事は日本で
の栽培を前提にしているので、栽培管理については少し食い違う点が出
るはずなので、そこのところは栽培をする方の創意工夫に頼るしかあり
ません。ロサンゼルスの時は元気が良かったようですから、ラスベガス
の気候と何処が違うかを考えれば、原因などが見えて来るはずです。
多肉植物やサボテンが乾燥に強いとされるのは、葉や茎などに水分を蓄
えられる機能を持っているためで、自生地では長期にわたり雨が降らな
い時に植物は自分が蓄えた水分を少しずつ使いながら雨が降る時期を待
ち何とか生き延びようとします。蓄えた水分を使い果たした時は、植物
の生命は終わりとなってしまいます。
置き場所は年間を通して日当たりの良い場所に置き、日差しが強過ぎる
時には遮光幕などで日差しを和らげてやります。そのままで何もしない
と、葉焼けなどを起こして葉が落ちたり、弱り気味になったりします。
日陰でも十分に栽培は可能ですが、光線に十分に当てた方が丈夫な株に
なり元気になります。また光線不足になると開花も望めないし、冬場の
寒さにも耐えられなくなります。基本的には生長期(日本では4月から
9月まで)の間に、十分に光線に当てる事で丈夫な株になり、冬の厳し
い時期では0度以上あれば屋外でも管理は可能になります。
0度以下になると凍傷や凍死してしまうので、そのような時は室内に入
れて管理をするようにします。
それと必ず風通しの良い場所を選んで下さい。猛暑になったからと室内
に入れた場合も、エアコンのガンガン効いた部屋では植物は風邪をひい
てしまいます。エアコンの風が直に当たらない場所に置いて下さい。
水遣りですが、生長期の間は鉢土(鉢に入っている土)が乾いたら更に
1週間程度経ってから与えます。自分で勝手に量を決めないで、必ず鉢
底から水が十分に流れ出るまで与えます。ただ夏場は暑いからと言って
水を与え過ぎると、決まって根腐れを起こして腐敗してしまいます。
ラスベガスに竹製のバーベキュー串はあるでしょうか。もし入手可能な
ら購入されて、鉢に1本挿して定期的に抜いて指先で触れば鉢土の乾き
具合が確認しやすくなります。
ラスベガスは現在湿度が10%程度と前回に書かれてましたが、湿度が
不足するとカイガラムシなどの害虫の発生が多くなります。葉の表面の
水分も失われるので、定期的に霧吹きで葉水をおこって湿度を保てるよ
うにして下さい。葉水は水遣りとは異なり、葉や茎に水を吹きかける事
で湿度を保てるようになり、湿度不足になりやすい夏と冬には効果的と
言われる作業です。
肥料ですが、植物も生きている限りは養分が必要です。養分が不足して
しまうと根張りが悪くなるだけでなく、体力も消耗が激しくなり病害虫
の発生も多くなります。病害虫の被害に遭った時、植物は何とか回復を
するように努力しますが、養分が不足していると回復も出来ません。
ラスベガスでも入手可能かは分りませんが、緩効性化成肥料と言う固形
肥料があります。これだと緩やかに溶け出すので、長期間持続します。
現在の大きさだと、2年に1回は植替えをされた方がいいと思います。
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