ストロベリー&ブルーベリー 投稿者:
マミ〜 投稿日:2007/08/27(Mon) 15:00 初投稿です m(_ _)m
夏休みの理科の宿題で調べているのですが、イチゴとブルーベリーには何等かのつながりがあるのでしょうか?(ベリーつながり)
調べても調べても分かりません。
知っている方はなるべく早めにお願いします。
九月三日にはもう登校なので。。(汗
それではお願いします!!
Re: ストロベリー&ブルーベリー 投稿者:
ひろし@小南部 投稿日:2007/08/27(Mon) 17:26 ストローベリーとブルーベリーのつながりといえば、
ベリーつながりだけと考えたのはそのとおりです。
生物の分類法で言えば、共通なのは
植物界、被子植物門、双子葉植物綱までです。
それ以下が異なり
ストローベリー(オランダイチゴ)は
バラ目、バラ科、イチゴ属、オランダイチゴ、です。
ブルーベリーは
ツツジ目、ツツジ科、スノキ属、ブルーベリーです。
植物学的にはかなり離れた位置にあります。
共通なのは果実が可食で、「みずみずしく甘酸っぱくて美味しいこと」です。
みずみずしい果実のことを植物学用語で漿果といいますが、英語ではberry日本語で読んでベリーと言いますね。
植物の分類上の位置づけは異なっても、甘い過部分を餌にして動物に食べさせて中のあるいは外側についている種子を散布してもらうという繁殖戦略は同じですから、同じような果実は分類に関係なく、たくさんあります。
オランダイチゴと同じバラ科では属違いのキイチゴ類(ラズベリー、ブラックベリー、ボイセンベリー、、、etc)クワ科クワ属にマルベリー、ユキノシタ科スグリ属にグースベリー、ブルーベリーと同じツツジ科には同属のクランベリー、また分類上更に離れたマツ綱、ヒノキ目、ヒノキ科、ビャクシン属のセイヨウネズの果実もジュニパーベリーと呼ばれます。
このように、ベリー(berry)という単語の意味、漿果つまりみずみずしい果実であるというつながりしか無いというのが結論ですね。
その目的は甘い可食部分を餌にして動物に食べさせて中のあるいは外側についている種子を散布してもらうというものです。
厳密に議論すれば同じバラ科の果実、オランダイチゴの果実とキイチゴの果実は姿は似ていても成り立ちが全く違うのですが、そこまで議論すると混乱すると思いますから止めます。興味があったら自分で調べましょう。
Re^2: ストロベリー&ブルーベリー 投稿者:
ふら 投稿日:2007/08/27(Mon) 17:40 宿題なので、「答」を書くわけにはいきませんが、調べ方のヒントを。
まずは英和辞典で、「berry」の意味を調べてみましょう。
いくつかの意味が書かれていると思うので、そのひとつひとつの意味がイチゴとブルーベリーの両方に当てはまるかどうかを考えてみましょう。
分からない言葉が出てきたら、国語辞典やインターネットのGoogle(http://www.google.co.jp/)などで検索してみましょう。
それからイチゴとブルーベリー、それぞれの「科」を調べてみましょう。
図書館などで植物図鑑を使って簡単に調べられるはずです。
↓こんなサイトを使ってもいいですね。
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/index.html
できたらイチゴの花と果実の構造を調べてみましょう。
http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu.htm
調べた結果を提出する時は、どんな本やホームページで調べたかをきちんと書きましょうね。
Re^3: ストロベリー&ブルーベリー 投稿者:
ふら 投稿日:2007/08/27(Mon) 18:08 ゆっくり書いていたら、ひろしさんがすでに書き込みされていましたね。
先ほどの私の書き込みへの補足です。
ブルーベリーの果実は液果(えきか)=漿果(しょうか)です。
イチゴの場合は、表面にあるゴマ粒のようなものひとつひとつが本当の果実ですね。
従ってイチゴの果実は液果(漿果)ではなく、痩果(そうか)です。
通常果実と思われている部分は花托(かたく)に当たります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9C%E5%AE%9F
この辺も参考になるかもしれませんね。
Re^4: ストロベリー&ブルーベリー 投稿者:
ひろし@小南部 投稿日:2007/08/27(Mon) 18:34 ふらさんが、私は「混乱するかも?と思って」書かなかった部分を書いてくれていましたね。そうです。イチゴの種に見えるものは実は一個一個が独立の果実です。種子をくるむ皮しかついてない痩果なんです。ではあのジューシイな部分は何かということですが果托という果実の台の部分なんですね。これが本来の漿果であるキイチゴ属の果実との違いです。
キイチゴ属の果実もオランダイチゴ同様一個の果実に見えるものはたくさんの果実の集合体ですが、それぞれの果実の中にジュースを持っていて果実そのものがジューシイで甘く、中に種子が一個あります。
対してオランダイチゴは種子をくるんだだけの果実はほとんど味がありませんが、変わりに果実をつける台が大きく甘くなってその代わりをするのです。
つまり厳密に言えば、オランダイチゴは本来のberryですらない、ということになりますが、実用上はベリーとして通用しているのが現実ということです。マルベリー(クワの実)も果実の形態論から言えば漿果ではありません。クワ状果という中間的な形態です。
ブルーベリーの食べる部分は本来の果実で中には果汁とともにたくさんの小さな種子が入っていますね。こちらは紛れも無い漿果です。
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