忘れな草の引越し 投稿者:
みちる 投稿日:2008/03/05(Wed) 21:50 北海道に住んでいます。
夏に、山から忘れな草を引っこ抜いてきたら、どんどん増えました。
少し鉢に移して、
冬の間(北海道の家の中は暖房が効きすぎるため)
家の中の涼しい場所で越冬させましたが、
ものすごく元気です。
ところが、この春、沖縄に引っ越すことになりました。
沖縄でも育つなら連れて行きたいと思います。
寒さに強いとは聞きますが、やっぱり暑さには弱いのですか?
沖縄は高温多湿なので、ムリでしょうか?
エアコンの効いた室内で育てるならどうでしょう?
Re: 忘れな草の引越し 投稿者:
ばんざいうさぎ 投稿日:2008/03/07(Fri) 23:50 北海道に住んでいます
北海道の平地なら家の跡地などで忘れな草の野生化は見られますが、山にあったとするとおそらくそれは忘れな草ではないと思います。見かけが似ているムラサキ科の忘れな草の近縁種でしょう
ただ、そうだとしてもやはり沖縄の暑さには耐えられないと思います。寒さに耐えられるというのではなく寒さこそが大切な植物なので。野生で山に生えているというのは北海道の平地でさえ夏は暑いので山でのみ生き残ったと言うことですから
そしてそのような山の植物は暑さを避ければそれで良いというものではなく冬の寒さに逢わせることこそが大切なのです
ですからたとえ冷房のある室内に入れても室内の環境では光合成ができなくてうまく育ちませんし、冬は雪が降るほど厳しい寒さにならないので地上部が寒さで枯れて芽ができる状態での休眠ができず花芽もできないので花が咲かない。冬芽で越冬できなければダラダラと地上部が古いまま生き延び、そのうち徐々に体力が奪われていきいずれ枯死してしまいます。北国の植物なので種をまいても発芽の適温温度が低いので発芽は無理かもしれません
もし忘れな草だとすればもっと可能性が低くなります。もともと忘れな草はヨーロッパ原産の高地に生える草。日本に出回っているのは日本の梅雨時に弱いために一年草扱いになっているものが多く(北海道では多年草になることがある)、最近見かけるようになった宿根忘れな草というのもヨーロッパのアルプスなどのもののようです
愛着のある植物が沖縄まで持っていけないのは悲しいことですが、日本の北の端と南の端ではあまりにも環境が違いすぎて植物にはそんな急に環境変化に耐える適応性はありません。緯度が極端に違うと花が咲かない植物もありますし、北海道の野生の植物に近い種類が極少なく九州のかなりの高山を南限として生えているくらいで、夏の暑さの他にはやはり一定期間の寒さが保てないのがネックなんですね・・・
あちらに慣れるまでは北海道の植物が恋しくなると思いますが沖縄では、北海道だと真冬にストーブを炊いた室内でしか咲かなかった花が庭に普通に咲いてたり、あちら特有のかわいい花の咲く植物が沢山ありますよ
それよりもなによりも北海道に住む人にはあちらの暑さはとても過酷ですぐには環境適応できません。熱射病で病院に運ばれる観光客の中では北海道人が圧倒的に多いんだとか・・・私自身も10月はじめの残暑にたった数日滞在で命に関わる病気になったくらいです。くれぐれもお体にはお気をつけてくださいね
Re^2: 忘れな草の引越し 投稿者:
みちる 投稿日:2008/03/08(Sat) 00:12 ばんざいうさぎさん。
詳しく教えてくださり、すごく納得がいきました。
ありがとうございます(*^_^*)
やはり、ムリそうですね。
連れて行って、枯らしちゃったらかわいそうなので
こちらで、差し上げる人を探したほうがいいですね。
また、北海道に引っ越してきたときに堪能することにします♪
そうですねー!
沖縄では沖縄の植物を堪能することにしましょうか☆
春はデイゴがきれいなんですよね♪
おかげさまで、解決しました。
ありがとうございました(*^_^*)
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