サンセベリア(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。|育て方 Q&A
育て方 Q&A
サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ゆーたん2 投稿日:2016/06/14(Tue) 14:29
サンセベリア ミカド(サンスベリア)だと思うのですがハイドロカルチャーで高さ20センチほどのものを購入し土に植え替えたのですが増えて伸びて困っています。新しい葉が出てくるのはかまわないのですが、どんどん伸びて一番長い葉は80センチ程になってしまっています。 太さはあまり変わらないのですっかりたわんできている状態です。 みかどは大きくなっても太さは変わらないのでしょうか?
伸びすぎたサンセベリアをどのように処理したらよいかご存じないでしょうか?もともと細めのみかどをたわまないように短くがっしり育てる育て方がありましたら教えてください。
ちなみに現在明るい窓辺で乾かし気味、月2回程度の液肥を与えています。
Re: サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ふら 投稿日:2016/06/16(Thu) 18:42
太くがっしりとした株に育てるには、直射日光が長時間当たる場所で育てるしかないでしょう。室内では光量が足りているとしても、日照時間は短めになるので、どうしても細く育ってしまいます。 どうしても室内にしか置けない場合は、肥料の回数をもう少し減らすようにすると伸びすぎを「やや」抑えることができるでしょう。
Re: サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2016/06/18(Sat) 12:49
正常に育っていると感じます。つまり、この種類は「そういう種類」なんですよ。生長しても太さが決まっていて太くなることはほとんどありません。キリンドリカなど別の種なら葉が太くなるものもあります。‘ミカド’は「品種名」で種類名は「バキュラリス」。この種のうちでは短めの品種ですが成体での高さを基本種の成体の高さと比べての話ですし、購入時に‘ミカド’の名前が付いていなかったのならお持ちの物は‘ミカド’でなく基本種の方なのだと思います。 「サンセベリア・バキュラリス」で画像検索してみて下さい。 ゆーたん2さんがお買いになられた時に良く似た姿のや、もっと小さいミニ観葉、今悩んでいらっしゃる長い葉ばかりの株やらいろいろとヒットすると思います。
実は、お買いになられた時の姿は幼体(幼葉)だったのです。簡単に言えばサンセベリア・バキュラリスの子供の株。
これは実生で育ったり葉挿しで出て来た芽が育ったもの。熱帯性植物では、ある程度の期間を幼体で過ごすものは多くてサンセベリアなら育つにつれ成体に移行していきますが、温度など成体になる条件が揃わないと幼体のままで過ごす植物もあり、例えばポトスは現地で育てば株がどんどん大きくなり成体の葉は大きくなっていき切れ込みによるいくつもの穴が空いてきますが、日本の栽培環境だと条件が揃わず幼体のまま伸びていきます。
サンセベリアの中でも葉の形態が棒状に育つ特徴を持つ系統があり、その中でスタッキーやキリンドリカと並びバキュラリスも日本で多く売られています。棒状サンセベリアも成体は原産地でならかなり巨大に育つ物が多いのですが、そういう物は大鉢なので家が広くない日本ではなかなか売れにくいです。なので業者は「小さければ売れるだろう」と、子株を手軽な大きさに仕立てて売っている訳です。 我が家にあるバキュラリスも、元は15センチほどのミニ観葉でした。底に穴の無い容器に8本位がセラミックに植えられ売られていました。今は一番長い葉だと一メートルあり、すべての葉は成体の葉に変り先端が尖っています。
ゆーたん2さんのお持ちの株はちょうど幼体から成体に移行する途中なのでしょう。成体になってしまえばまずタケノコの様な芽が根元から伸びてきてその中から尖った葉がぐんぐん伸びて株の葉の中で新しい葉ほど一番長くなります。
棒状サンセベリアの系統は日本では原産地ほど太く巨大には育ちませんが、それでもお店のディスプレイで置かれている観葉植物の鉢くらいには大きく育ちます。キリンドリカで短いのは葉を一本まま挿してある様です。大きく育つ物をあたかも小さいままで育てられるように感じさせて売る業者の行いは不親切で騙されたみたいと感じるかもしれませんが、買う方も将来どんな姿に育つかまでは考えずに見た目の可愛さなどで買ってしまうので被害に遭ったと言えるほどでもなく・・・。これからは観葉植物で葉の厚い種類は将来大きく育つ可能性があると考えて、買うまでに素性を調べて置くのが良いのかと・・・。
多肉植物の販売というのは何かと工夫していろんな目立つ商品名で売ってますね・・・。自然のままの見た目だと一般受けしないからなのでしょう。棒状サンセベリアは長く生き残り育つのでまだ良い方。ホヤの仲間のハート形の葉を、生長点無しで土に1〜2枚挿して(育たずずっと葉だけでいずれは枯れる)流行らせたり・・・。
私は将来大きくなると解っていても買う事が有り、育ちすぎて困ると言う事はほとんど無いのですが、フィデンドロン・セロームの幼体の葉から徐々に新たな葉に切れ込みが入り徐々に深くなる変化がとても興味深かったりで、なかなかやめられないんですよね・・・。
今の株自体の大きさを抑える事は出来ません。1メートル20センチほどに育ちます。葉がたわむと言うのは部屋内の光量がバキュラリスには足りなくて葉が徒長しているのか、古くなった外側の葉が新しい葉の育ちで外側におされてきて根元から斜めになっているかのどちらかと思います。古い葉は徐々に緑色が褪せてきて黄色っぽくなるので早めに根元から切り取るのが良いです。
以前の姿のコンパクトさで楽しみたいのなら新たに幼体の鉢植えを買うか(今の株は欲しい人に差し上げる)、今の株から葉を切って数本に切り分け、葉挿しして芽を出させて独立できるようになれば葉から一株(一本)づつ取り外し、数本を束にして多肉植物専用土やセラミックで鉢に植え付ければ販売時の姿になります。でもそうやってコンパクトな姿を楽しんでもいずれはまた同じように育ってしまうんですね・・・。
店で買ってくるサンセベリア・バキュラリス‘ミカド’の姿は短期限定と考えて下さい。ゴムノキだってポトスだって買ってきた時は小さな株でもいずれ大きく育ちます。サンセベリアも同じ。ただ葉の形と長さが変化する性質があっただけです・・・。
ちなみに、棒状サンセベリアのキリンドリカもミニ観葉として同じように売られています。私はこちらは親株の長い葉をいくつかに切り分けて葉挿しする時の、先端だけを集めて数本づつ束ねて容器に埋めているだけと感じます。
キリンドリカの場合はバキュラリスよりも変化が激しく、しばらく育てていると土から不定芽が生えてきますが幼体の葉は細長いものの幅広の葉で、そういう葉が3枚くらい育つと真ん中から鋭く育った成体の葉が生えてきて、成体の葉が増えるほどに葉が扇の骨状に並んでいきます。市販で巨大鉢に植わっている輸入株らしい巨大な成体は葉が上を向いて生えているので、扇状に生えているのは若い株のうちなのかもしれませんが今では買った時から比べると全く別の植物の様な姿になってしまってますよ。
丈のある観葉植物は普通の鉢だと不格好な見かけに成りやすいので、うちのバキュラリスは次の植え替えからロング丈のスクエア鉢に合わせようと思っています。丈のあるこの種類には株丈の3〜4割くらいの高さの鉢がバランス的に合うと思うんです。ロング丈の鉢でも中鉢くらいまではバランスが悪くて倒す事もあるのですが、直接鉢に植えるのではなく鉢カバーの様にして使って底の方に重り代わりに石をある程度詰め、株自体は大きいスリット鉢など軽量な鉢に植えて、石と鉢の間の空間を発砲スチロールで支えて(水は横のスリットから流れ出る)あとはセラミックで化粧土しておけば多肉植物なので大丈夫だろうと考えています。
Re^2: サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ゆーたん2 投稿日:2016/06/21(Tue) 20:53
ふらさん、ばんざいうさぎさん、アドバイスありがとうございます。このサンセベリアは数年前小さいハイドロカルチャーで傷んで廃棄処分寸前のお値下げ品を購入したものです。もちろん名前の札など付いていませんでした。ネットで似ていたものを調べて「みかど」としましたが確かにバキュラリスかもしれません。 土に植え替えどんどん大きく増えていく様子に調べもしないで(いつか大きく太くなるかな)と育てていましたが長く伸びていくばかりで。 光量が足りないかともっと明るいところに移動したらまたさらに伸びてしまったという具合でした。
サンセベリアという植物、形も大きさも様々なのに品種によってどれくらいの大きさが幼葉でだいたいどれくらいの大きさになるのか詳しく説明されたものが見つけられず(正確な名前がわからなかったということもありますが)ばんざいうさぎさんのご説明で初めて知りました。ありがとうございます。
質問を投函した翌日、たわんだ重さで鉢が倒れてしまい、長い葉が数本折れてしまいました。思い切って40センチ以上の葉は根元から切り一回り大きい鉢に植え替えました。よく見ると新芽がたくさん出てきていました。しばらくは良い形で楽しめそうです。切った15本の葉は葉挿ししようと思います。
質問ついでなのですが、先日凝りもせずサンセベリアロケットと表示のある(お値下げ品)を購入しました。スタッキーと似ているように思いますが違いがありましたら教えてください。
Re^3: サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ふら 投稿日:2016/06/21(Tue) 23:55
自説にこだわっていると思われるかもしれませんが、私はやはり日照不足のように思います。サンセベリア・バキュラリス(Sansevieria bacularis)らしいとのことで、確かに170cmほどに長く伸びる植物ではありますが、葉がたわむのはこの植物の性質ではありません。 正常な状態ではなく、やはり徒長している可能性が高いと私は判断しました。 棒状の葉を葉挿しした鉢物ではなく、普通の株でも同様です。
↓上から9・10枚目の写真、幼株時の葉は扁平で外側に広がりますが、中心近くの成葉はまっすぐに直立しているのが分かるかと思います。
http://sanseverix.com/bacularis.html
> 光量が足りないかともっと明るいところに移動したらまたさらに伸びてしまったという具合でした。
それは室内の明るいところに移動したということですよね。光に当たったから徒長したわけではなく、室内という光量が足りない条件で気温が上がったからさらに徒長したのではないでしょうか。 自生地では、室内のような光条件で生育している株はないでしょう。
室内の日当たりのいい場所なら光量は足りることもありますが、日照時間は屋外に比べて圧倒的に不足します。私ははじめのご質問を「たわまないようにがっしり育てる方法はないか」という意味に解釈したので、その解決法を書いたのですが・・・
現在は新芽が伸び始めていい形で育ちそうだということですが、将来、その葉が再びたわみそうになったら、私の書いたことも思い出してみてください。
サンセベリア‘ロケット’(Sansevieria cylindrica ‘Rocket’)はサンセベリア・キリンドリカの園芸品種です。一方、日本ではサンセベリア・スタッキーは販売されていません。 絶対にとは言いませんが、普通はまず流通しないでしょう。
「サンセベリア・スタッキー 偽物」などのキーワードで検索してみてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/engeisamurai/diary/200609100000/
http://www.greenwave.jp/plants%20gallary/sansevieria/sannsevieria%20stuckyi/index.html
サンスベリア・スタッキーとして販売されているのは、大部分が本当のスタッキーではなく、実際にはサンセベリア・キリンドリカなどではないでしょうか。「スタッキー」として出回る種は多数あるので、それらとサンセベリア‘ロケット’との違いは一概には言えません。 「本物のスタッキー」との違いということなら、「本物のスタッキー」は葉全体に縦の溝(1本の深い溝と全体に浅い溝)があるのが特徴。 サンセベリア‘ロケット’はサンセベリア・キリンドリカの園芸品種なのでそのような全体の溝はありません。
Re^4: サンセベリア ミカド(サンスベリア)が増えて伸びて困っています。 投稿者:ゆーたん2 投稿日:2016/06/22(Wed) 18:17
ご回答ありがとうございます。倒れて折れるというハプニングによってお話の内容が変わってしまって申し訳ありません。 場所を移したというのは普通の明るい窓辺から横からも日が入る出窓に移したという状況でした。確かに出窓のほうは窓を開けなかったので前の場所より暑かったかもしれません。 この時期日が高いので出窓でも日照時間が足りなかったかもしれません。風の強い場所なので前の状況で外に出せば風で折れてしまったかもしれませんが、今は短くなったので外に出してみようと思います。ありがとうございます。 スタッキーの件、あれほどたくさんWebで出ているのに本物でないのは知りませんでした。その名で売られているから正しいというわけでもないのですね。勉強になりました。 ロケットのほうも細くならないように外の日当たりに出してみようと思います。ありがとうございました。
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