シュロチク（シュロ竹） 根腐れ？｜育て方 Ｑ＆Ａ

育て方 Q&A

長文で失礼します。

５年もののシュロチクを今年の６月下旬に初めて植え替えしました。風も直射日光も当たらない室内で管理してます。それから何事もなく新しい葉が出てきていたのですが、最近は元気が
ありません。先が茶色になるのではなく、色が抜けてパリパリになってしまいまし た。

植え替えのとき、180cmほどある木以外はすべて枯れていました。地下茎は４分の１ほど残し、すべて切りました。 バケツに水を張って、１時間ほど吸水させて、植えました。 土は桐生砂ベースの専用土と、元肥入りの観葉植物の土を混ぜました。５Lと３Lだと思います。その後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげて、受け皿の水は捨てていました。
「乾いた」の判断が甘かったのかなと思うのですか、根腐れなのでしょうか。
対処法などを教えていただきたいです。

シュロチクの葉は植え替えにより傷みやすいものですが、それ以上の枯れが生じているようですね。

まず用土に問題があると思います。せっかく「桐生砂ベースの専用土」があったのですから、ほかの用土を混ぜずにそれだけを用いるべきでしたね。 絶対にだめということもないと思いますが、「元肥入りの観葉植物の土」を混ぜるのはやめておいた方がいいでしょう。 通常は水はけのよい礫（れき）質の用土だけを用いて植え、真夏には場合によっては一日数回の水やりを行うこともあります。根の傷みの原因は水の与えすぎではなく、水はけのよくない用土を用いることによる根の窒息です。

地下茎をかなり整理したとのことで、切った根が枯れていたのなら仕方がありませんが、残った分が少ないとこれも葉枯れの原因となります。場合によっては葉だけではなく、株全体が危険な状態になっているかもしれません。

さらに、直射日光に当てるのはよくありませんが、室内の反射光だけしか当たらない場所ではだんだんに衰弱してしまいます。レースのカーテンなどで遮光したくらいの場所に置くといいでしょう。

今後の対処法は難しいところですね。光の条件だけを改善してしばらく様子を見るというのが最良の方法でしょうか。 ただし残念ですが、シュロチクなどのヤシ類は、症状が現れた時にはもう対処法がないということもあります。

ふらさん、丁寧な返信ありがとうございます。

> シュロチクの葉は植え替えにより傷みやすいものですが、それ以上の枯れが生じているようですね。

そうなんですね。もともと葉のついた茎（？）は３本しかありませんでした。 そこから新しく１本出てきて、現在は葉の開いた茎が４本あります。 頂点から新たに２本ほど出始めています。
この２本以外の葉の色が抜けてきています。

> まず用土に問題があると思います。

水はけが良過ぎる土だという知識だけはありましたので、保水性を高めたかったのですが、これが良くなかったのですね。 会社の待合室に置いており、毎日は採水できないんです。 観葉植物の土を混ぜればいいという助言を鵜呑みにしてしまいました。

> 地下茎をかなり整理したとのことで、切った根が枯れていたのなら仕方がありませんが、残った分が少ないとこれも葉枯れの原因となりま す。

植え替え直前の鉢の様子

・ハタキのような件のシュロチクが１本
・天井についたため切られたのが２本
・100cmほどで立ち枯れが３本
・15cm以内で立ち枯れが７本

このような状態でしたので、しっかりした側根の地下茎以外は切ってしまいました。思い切りが過ぎたのでしょうか。

> 光の条件だけを改善してしばらく様子を見るというのが最良の方法で
しょうか。

会社の待合室に置いてあるので、相談してみます。ありがとうございます。

地上の茎が枯れていても、地下茎は枯れていない可能性もあるので、確認してから整理した方がよかったかもしれませんね。会社の待合室ですか。
「観葉植物の土」に腐葉土などが混ざっていると、コバエなどが発生することもあるのでご注意ください。何とか回復してくれるといいですね。

解説