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土植え観葉植物とハイドロカルチャー(水耕栽培)の違い

水耕栽培のハイドロカルチャー

ミニ観葉植物を棚の上に飾ってみました。 手のひらサイズで気軽に飾っていただけるサイズですので、棚だけでなく、トイレやキッチン、パソコンの横、オフィスの受付やオフィスの机の上など、いろんな場所で楽しめる観葉植物です。ミニ観葉植物にもいろんな種類があり、このカラーサンド植えタイプのミニ観葉植物は、水耕栽培のハイドロカルチャータイプになります。

土植えになっているミニ観葉植物も多く出回っておりますし、このようなハイドロカルチャータイプ(水耕栽培)タイプのミニ観葉植物などさまざまです。 土植えタイプのミニ観葉植物ですと、鉢(容器)の鉢底に穴があいており、水やりをした場合に、鉢の底にある穴から水が外側に出るようになっています。

というのも土植えの場合は、水やりをした場合、水が鉢の中に溜まっていくと、土が水を吸収して、根腐れを起こしやすくなるために、余分な水は、鉢の外へ出すように、鉢底に穴があいているものを使用します。

ハイドロカルチャー(水耕栽培)の場合は、鉢底に穴があいていない容器を

ハイドロカルチャー(水耕栽培)の場合は、鉢底に穴があいていない容器を逆に使う形になります。ハイドロカルチャーの場合には、もともと苗自体を水耕栽培で育つようにして育てています。そのため、根自体が水耕栽培に適応した根になっているために、鉢の中に水がたまっていても良い栽培方法になります。また、ハイドロカルチャーの場合は、土壌部分が土と違い、水をあげた際に、すぐに鉢底に水が到達できるような排水性が高い土壌を使用します。

ですので、ハイドロカルチャーの観葉植物を楽しむ場合の鉢は、鉢底に穴があいていない鉢を利用するようにしましょう。ただし、ずっと同じ水が鉢の底にたまっている状態では、ハイドロカルチャー(水耕栽培)の根が、適応しているとはいえ、根腐れをどうしても起こしやすくなります。ですので、一旦、鉢底にたまっている水を根から吸収させ、鉢底に水がたまっていない状態を1日程度、作ってあげて、再度、適量の水を鉢底にためてあげることで、根腐れが防止できます。

鉢底に水がたまっていない状態ができることで、鉢の中に土壌内に空気が入り、鉢底にある根も空気を吸収でき、根腐れ防止になります。水がずっと溜まっている部分にある根がずっと長い間、空気を吸収できないと根腐れになってしまいます。

あと、根腐れ防止剤のイオン交換樹脂肥料なども一緒に利用されるとよろしいかと思います。

土植えとハイドロカルチャー(水耕栽培)の生育の違い

土植え観葉植物の場合は、土壌部分は、土を利用しますが、ハイドロカルチャー(水耕栽培)で利用する土壌部分は、レカトン(ハイドロボール)やネオコール、カラーサンドなどを利用します。たとえば、レカトン(ハイドロボール)は、粘土を1200度位の熱で発泡させたもので、発泡煉石(多孔質)ともいわれます。ですので、レカトン(ハイドロボール)は、高温の熱を利用して土壌部分を作るので、熱で殺菌などもされてしまいますので、土壌中に虫などがいない感じになり、土植えの観葉植物よりは清潔感があります。

ただし、肥料分が土壌にないため、定期的にハイポネックスなどの液体肥料をあげていただく形になります。肥料分が足りなくなりますと、大きくなるにつれて葉色が薄くなったりしてしまいますので、ハイドロカルチャーの場合は、特に肥料分を定期的にあげていただくのが良いです。ただし、土植えの観葉植物も肥料分は重要ですので、同じように液体肥料や固形肥料などを与えていただくと、葉の艶も良く生育も良くなります。

肥料をきちんと与えて、水やりもきちんとして、置き場所も良い場合は、生育の違いはさほどないです。ただし、大きくなってきた場合には、ひとまわり大きめな鉢に植え替えをしていただく必要があります。どうしても植え替えをしないと、葉落ちしてきたりしますので、時期的には春の暖かくなった時期に植え替えをします。土植えの観葉植物もハイドロカルチャー(水耕栽培)の観葉植物もいずれも飾る場所などでチョイスしていただき楽しんでいただけましたらと思います。観葉植物をお部屋に1鉢、飾るだけでもとっても癒しの空間を楽しんでいただけるかと思います。

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