MG(マネジメントゲーム)の初体験談とルールや流れ
初めてMGを受けてきました。
MG(マネジメントゲーム・Management Game)は、1976年に西順一郎先生らが、従業員教育を目的として開発された経営シュミレーションゲームなのですが、今回、友人たちに西先生に一度、お会いすることをおすすめされたため、初めてMGを受けてきました。参加者は、約42人ほどで、1卓5~6名ほどですので、卓数も7~8卓ほどあったのではないでしょうか?
ジュニアルールとシニアルールがあり、それぞれに制約が異なります。市場は、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台に分かれており、販売価格(P)、仕入価格(V)、販売可能個数が決められています。
会社盤
簡単に言うと、材料を安く買い、材料を加工し、商品(完成投入)にして、できるだけ高く販売し、利益を残すというゲームです。販売できる個数というのは、セールスマンの人数などで異なります。多く売りたい場合には、セールスマンを増やすと、1人当たり2個、販売数量が増えますが、そのかわり、決算をする際に、お給料を支払う必要が出てきます。
商品を作れる個数も決まっており、機械の大きさなどで、製造個数も決まってきます。最初は、小型機械を1台100円で購入します。
大型機械(200円)、小型機械用アタッチメント(30円)で購入することで製造個数を増やすことができます。
大型機械は、1度に4個、小型機械用のアタッチメントは、小型機械に取り付けることで、プラス1個になり、小型機械で1個+コンピューター(緑)で1個+アタッチメントを付けることで1個増えますので、合計3個の製造が可能となります。
チップ
また、チップというものがあります。
<赤チップ>広告チップ:1枚で2個販売可能です。
<青チップ>研究開発チップ:1枚で2円 価格競争強化
<黄チップ>1枚のみ有効で、製造販売1個増
このチップなども活用しながら販売を進めていきます。
販売について
1.自分の順番になったら、意思決定カードをひきます。意思決定カードではなくリスクカードを引くこともあります。リスクカードを引いた際には、その内容に従う必要があります。
2.意思決定カードを無事、引くことができますと、その中には、
■意思決定(1つの項目を選んで下さい)■
●商品販売
●材料購入
●商品仕入
●完成・投入
●採用
●設備投資(小型機械・大型機械・アタッチメント)
●広告
●研究開発投資
●教育
●DO NOTHING
との記載があり、好きなものを選ぶことができます。
商品販売を行う場合
1.販売しますと宣言をし、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台の各市場のどこかに商品を置きます。
2.商品を販売できる個数が決まっています。
●東京:20個、販売価格は、最高で20円
●大阪:13個、販売価格は、最高で24円
●名古屋:9個、販売価格は、最高で28円
●福岡:6個、販売価格は、最高で32円
●札幌:4個、販売価格は、最高で36円
●仙台:3個、販売価格は、最高で40円
3.他社も商品を販売したかった場合は、入札に参加可能です
4.プライスカードで、自分の商品の販売価格を、「せーの」という掛け声の後に、声に出してコールします。
5.安い価格をコールした人の商品が販売できます。
6.「販売します!」とコールした人が親になり、例えば、福岡市場で、32円で販売したい場合には、プライスカードは、32円を出し、掛け声は、2円安い「30円」と言います。
親ではなく、同じ市場で販売したい方は、子どもになり、子どもの方も32円で販売したい場合には、プライスカードは、32円を出し、掛け声は、「32円」と言います。
掛け声の価格が、安い方が販売をできますので、この場合には、「30円」とコールした親の方が販売できることになります。
商品を販売したり仕入した後などは、上の表に記載をしていきます。
商品販売を行う場合
その後、マトリックス会計表をまとめていきます。私の初めてのMGの時は、第1期~第5期まで行いました。第4期の結果は、下記になりました。第4期で自己資本300円、を超えることができました。
第4期の結果
・自己資本379円
・他人資本80円(長期借入金114円すべて返済)
・税引き前当期利益224円
第5期の結果
第5期からはシニアルールになり、初めてのシニアルールにとまどいながら下記の結果で終了しました。
第5期の結果は、自己資本363円で終了しました。
・自己資本363円
・他人資本270円(シニアルールに変更になるため大型機械設置)
・税引き前当期利益0円
初めての感想として初MGであったため、当然のことながらすべてはじめてで、さらに最後はシニアルールに移りましたため、ルールが変わり、戸惑いの中、うまく作戦を考える時間もないまま、肌感覚のみで突入し1円の大事さを感じる結果となりましたが、湯気が出てくるほど頭をフル回転する感じで、すごく楽しめました。