九州北部豪雨被災後の松末(ますえ) そば打ち体験
今日は、九州北部豪雨で、集落が流されるなど大きな被害にあわれた松末(ますえ)地区のそば打ち体験にお呼びいただき、一緒にそば打ち体験をさせていただきました。松末地区は、ソバを地域の名物にしようと、取り組んでいた地域だったのですが、今回の九州北部豪雨で大きな被害にあった中、福岡県朝倉市杷木松末地区の自治組織「松末地域コミュニティ協議会」さんのそば作りの担当の方が、被害を受けなかった畑を7月下旬に耕しました。
その後、8月29日に、ソバの里の再生へ向けて、ソバの種をまき、秋には、一面に白い花が。その後、無事に収穫が。里山のいぶき 奥朝倉 ますえ 29年産 そば粉「品種 春のいぶき」生産・製粉・販売まで松末生産組合で作られています。
この松末ん こんにゃく(恵みにあふれる里山で育った「芋」を使い、昔ながらの製法で一つ一つ手作りした「こんにゃく」)やそば粉から作ったそばなども被災地近くの道の駅原鶴などで販売されています。
そば粉や松末んこんにゃくなどのお問い合わせ先:福岡県朝倉市杷木星丸1170 電話 0946-62-1012
その収穫したそばで今回の「そば打ち体験」が実現しました。
そば打ち体験の場所は、最後の被災者が避難されていたらくゆう館
らくゆう館の玄関には、「まけんばい!!杷木」の文字が。
会場に入るとまず目に飛び込んできたのが「ご支援に感謝!」の大きな文字
会場いっぱいのたくさんの方々や学生さん、子どもたち、とっても楽しそうな表情です。テレビ局の方や新聞社の方々も取材に。
今年、九州北部豪雨後に種をまき収穫したソバ粉
今年、九州北部豪雨後に種をまき収穫したソバ粉を使い、そば打ち体験がはじまりました。
たくさんの方々と一緒のそば打ち体験、はじめてのそば打ちなので、楽しみです。
水を少しずつ加えながら、こねていきます。
大きな粘土のような塊状になったら、適度な粘り気を与え、気泡をぬいていきます。練っている時に、菊のような紋様がうかびあがるようにして、練っていくことを「菊練り(菊もみ)」というそうです。
このへらで、粉を、広げます。
きれいに空気が抜けるまで、練った後は、生地をのばしていく作業になります。最終的には、生地が四角形になるように綺麗にのばしていきます。
四角形になった生地をこの次は、カットができるサイズへたたみます。
その後は、細くカットしていきます。
上手にカットができています。完全にカットしたら、この次は、沸騰しているお湯でゆでます。
ゆで終わったそばを、水でしめて完成です。
できあがったら、別の会場で、手作りのこんにゃくやご飯、天ぷら、大学イモなど地元でとれたお野菜などで作ったお料理まで準備されており感謝、感謝です。
今日のために、みなさんで準備されていらっしゃったとのこと、本当に美味しくいただかせていただきました。御馳走様でした。
この梅干しも、今回の九州北部豪雨で梅が流されてしまったので、なくなったらもうないとのことだったのですが、今回のそば打ち体験で、ふるまわれていました。愛情いっぱいの本当に美味しい手作りの梅干しでした。今回のそば打ち体験では、本当に大変な被害にあわれているのに、ご支援に感謝ということで、明るくご活動されていらっしゃっている姿を見るだkで、こちらが元気をういただきました。本当にありがとうございます。とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。感謝!
そば打ち体験の後、九州北部豪雨があった10日くらいにボランティアに行ったところの現在の様子を見に行ってきましたので、また、後日、ブログにアップさせていただきます。