花つきの株以外、苗やタネも市販されています。
ハンギングバスケットやコンテナ植えにしたり、花壇にも利用可能。
花つき株は入手後、自分でさし芽をして数を増やし、寄せ植えに利用します。
タネは花見が終った頃にまくと3ヶ月で咲き始めます。
冬は室内で保護すると、翌年また咲きます。
花色は赤、桃、白の3色が中心。
おもに一重咲きですが、八重咲きもあります。どちらかといいますと一重咲きの方が、八重咲きより育てやすいです。
(八重咲き種はさし芽でしか増やせません。)
緑葉以外、銅葉と呼ばれる赤褐色を帯びた品種や白い斑の入るものもありますが、性質が少し弱く、鉢でのみ楽しみましょう。
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◆ギッシリ植えは失敗のもと・・・!
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苗は植えた後、草丈が少しずつ伸びると同時に、株の幅も出てきます。
コンテナに植えるときは、株と株の間を5〜6cmはあけないと、 葉が触れ合った箇所が蒸れて腐ります。
日光が大好きなので、直射日光が毎日5〜6時間当たる所に置きます。
水は用土の表面が乾いた時に与えます。
肥料は1000倍に薄めた液体肥料を春から秋まで週1回の割合で与え、別に粒状の化成肥料を40〜50日ごとに根元にばらまき
ます。
さして増やすのは5〜9月までですが、秋は早くささないと、 根付いた後の生育がよくありません。
さし芽用土は赤玉土かバーミキュライト。 タネは4〜5月にまきます。
タネまき用土にばらまきし、発芽後、別の鉢に移植して育てます。
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◆夏はマメにお手入れしないとダメ!
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放っておくと上と横広がりますが、伸びるとともに下葉が落ちて、 茎ばかりが目立つようになります。
これでは見た目がなんとも不恰好。
生育期に2ヶ月たったらハサミで伸びている茎を1〜2cm切り、 生育を止めます。
こうすると根際から新芽が吹き、美しさを取り戻します。
こうした手入れを怠り、伸びすぎてしまった時は、7月末に 思い切って草丈を半分にします。
こうすると、新芽が吹いて、初秋には美しい姿になります。
次々と絶え間なく咲きますが、それにつれて落下もします。
落ちた花殻をそのままにして置くと、腐ってしまい、
根元を傷めることがありますので、落ちる前に早めに花殻を指で摘み捨てましょう。この作業が意外に手がかかります。
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◆背の伸びるものと組み合わせちゃダメ!
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生育するにつれて、自然と球状の草姿になります。
コンテナに数株植えることが多いのですが、ここにミニヒマワリや ヒャクニチソウなど草丈の伸びる草花を植えると、開花した時に
キレイに見えません。
同じベゴニアの色違いを用意し、二つの花色だけで寄せ植えにするとか、シロタエギクを刈り込んで、草丈を低くしたものと寄せ植
えすると、見栄えがします♪