ハイドロカルチャー よくある質問 FAQ
インデックス
水位計って、どうやってみるの?(水位計の使用方法)
1のように水を入れると、水位計の赤いゲージ(針)が、上がってきます。 逆に、水がなくなってくると、赤い針(ゲージ)が下がってきます。鉢の底に溜まっている水の量によって、赤い針(ゲージ)が上がり下がりしてくれますので、水が入っているか、入っていないかが簡単にわかりますよ。
・「min」:水が鉢の底に溜まっていない状態
・「opt」:適性水位
・「max]:水の上限(ちょっとした旅行などにどうぞ!!)
ハイドロカルチャーは、水耕栽培の植物のため、基本的に、穴のあいていない容器に入れ楽しみます。(よって、鉢皿が不要で清潔です。)また、レカトン(ハイドロボール)で植えられた植物であるため、水を植物にかけてあげると、容器の下へ、水がすぅーと溜まってくれるため、この水位計をつけておくと、簡単に水が容器にどれくらい溜まっているかわかります。
だから、土で植えられた植物と違い、水管理が、だれにでも簡単にでき楽です。 上の写真および下図のように、水位計には、赤い針(ゲージ)がついており、この赤い針(ゲージ)が、水の溜まっている高さ分だけ、上がり下がりして、水の分量をお知らせします。
ふだんのお手入れは、鉢底にたまった水量を示す水位計の最適水位(OPT)を指すところまで入れるだけです。肥料は、イオン交換樹脂栄養剤を鉢の底へ入れるか葉のつや出しも兼ねて葉面散布肥料などを与えてください。
<水やりのポイント・根腐れ防止法>
ハイドロカルチャーというのは、水耕栽培で、土物と違い、根が、常時、水の中に浸っていても大丈夫な根っこに変身しております。土物の根っことハイドロカルチャーの根っこは、若干、違い、ハイドロカルチャーの根っこは、環境に適合するように、水に常時、浸っても良いような根になっています。
いちばんわかりやすいのが、ハイドロカルチャーの植物を土物にした場合や、土物をハイドロカルチャーにした場合、もちろん、根の部分をいじる訳なので、それによっての影響もありますが、やはり、その環境に適合するまでは、葉っぱが黄色くなり、枯れる葉っぱが出てきます。
鉢底に水がたまっている状態で、さらに、水を足さない理由は、ハイドロカルチャーは、水耕栽培のため、鉢底に、水が常時たまっている訳ですが、鉢底に近い場所にいる根っこは、水が無くなってしまうまで、水の中で生活をしていかないといけません。
水は、H2O、酸素と水素から出来ておりますので、鉢の水がなくなるまでは、鉢底にある根っこは、外気の酸素を吸うことができませんので、水の成分の酸素を吸収して生き延びていかなくてはなりません。しかし、水が長い間、溜まりっぱなしですと、その水の成分の酸素イオンを完全に吸収してしまい、水素イオンだけが残ります。そうすると、どうなるでしょうか?水素イオンだけ残るということは、水が、酸性になってしまいます。そのようになると、鉢底にある根っこは、もう酸素を吸収することはできません。ここまでくると、根腐れという現象に変わってしまうことになります。
それを防ぐ方法が、水位計の水が下がりきって(赤い針が底について)から2~3日 位たって水やりをするようにします。こうすることによって根腐れ防止につながります。 水が入っているのに足し水をしてしまうと、根腐れの原因になってしまいます。そうすることにより、鉢底の根っこは、2~3日、充分に酸素を吸収することができ、元気復活して、水をまた、溜められても平気な根っこになっていきます。
慣れてしまうと、ハイドロカルチャーは土物に比べると清潔ですし、土物よりも管理 が簡単ですよ。
水管理がやさしい水位計を動画でご紹介
お水のあげ方ですが、直接レカトンの上から水をかけた方がよろしいでしょうか。レカトンが濡れてしまいますが・・
はい、レカトン(ハイドロボール)の上から直接、水をかけてくださいね。 レカトンの上から水をかけてあげることにより、上部の根っこにも、酸素を含んだ水を、直接、与えられますし、レカトン全体にも酸素を含んだ水がいきわたります。
水位計が適量の水が入っているって示していれば、レカトンって常に乾いていても大丈夫なんですか。
水位計の赤いゲージ(針)がOPTの位置くらいまで、水を入れてあげます。 レカトンの上から水を入れてあげると、季節やお部屋の乾燥度合いにもよりますが、表面のレカトンは、しばらくは、湿っております。 しばらくたちますと、表面のレカトンは乾燥しているようになります。 しかし、水位計を見て、水が入っている(赤い針が上の方に、上がっている状 態)ようでしたら、外鉢の底には、水が溜まっているということですので、植物は、その水を吸収していきますので、心配ございません。
水やりはだいたいどのくらいの周期になりますか。
水を赤い針がOPTの位置まで入れ、min(水が外鉢の底に無くなった状態)まで下がってから、2~3日水をあげなくてもよいので、季節や植物にもよりますが、平均して、4~5日位で しょうか。 毎日、水をあげる必要はないですし、季節によっては、1週間位、水をあげなくてもよかったりします。
肥料はどれくらいの周期であげればいいのですか?
ハイドロカルチャーの場合、肥料分が土壌内にないので、虫の発生も少ないかわりに、肥料分を与えてあげる必要があります。イオン交換樹脂肥料の場合、3ケ月に1度、レカトンの上からふりかけて、水で流し込んでください。それか、外鉢の底に入れてください。 また、液体肥料を1000倍程度に薄めたものを、成長期や弱ったときなど、水の替わりにあげてください。液体肥料の場合、成長期は、2週間~1ケ月に1回位の周期であげてあげると良いです。冬場は必要ありません。ハイドロカルチャーの場合、水に常時、浸かっていますので,1度、完全に肥料水がなくなってから、水を足してくださいね。
根腐れしそうで心配です。
ハイドロカルチャーは、1度、水をなくし(水位計の赤いゲージを、一旦 minまで下げて、水をきります。2~3日、水を与えず(水が入っていない状態にしておく)、十分、底の根っこに酸素を吸わせてあげれば、根腐れはないですよ。
2~3日たった後、水をoptの位置まで入れてください。 足し水は、できるだけ避けるようにしてください。(水がはいっているのに 、その上から、水を足す) 上記のような水やりに慣れれば、かえってハイドロカルチャーの方が、土物より、根腐れの心配がないですし、しょっちゅう水やりに心配することが、少なくなります。
レカトンって、洗えば、また、再利用できるって聞いたのですが、本当ですか?
はい。ざる等で、洗ってください。発泡煉石ですので、洗ってから、また、再利用できますよ。洗った後、日光に当てて、乾燥させてあげると、もっと良いと思います。是非、再利用して、植え替え等に使ってくださいね。形が変わらないので、再利用しやすいですよね。
レカトン(ハイドロボールやゼオライト等)に、購入時、きれいだったのに、白い粉(白いカビ)みたいのが、ついてしまいましたが、何ですか?
これは、水分をレカトンやゼオライトの中に含んでいることにより、水道水に含まれるカルシウムや塩素などが結晶化したものです。レカトンやゼオライト等の品質には、問題ありません。気になるようでしたら、水で洗い流すと簡単に取れますよ。
レカトンやゼオライトなどは洗うことで再利用が可能です。また、水分を控えることで抑えることができますが、植物が生育できるくらには水やりをするようにしてください。風通しがよくない場所に置いていたりする場合でも出やすくなります。
大きくなって植え替えをしました。外カバーって何でもいいんですか?
はい。透明のガラス容器とかのお好みの容器でアレンジしてみるのも良いですよね。 しかし、鉢の底に穴がないものを使ってくださいね。
ハイドロカルチャーを食卓に置いている方がいらっしゃいましたが・・・。また、葉水について教えて。
高温で焼いた石で植えられていますので、土栽培のように、虫が土壌中からわくことも非常に少ないので、大変、清潔ですので、食卓や、机の上に置いて、楽しんでいらっしゃる方は多いですよ。また、定期的に、水で葉や茎を霧吹きしてあげたり(葉水をしたり)、洗ってあげたりすると、茎や葉自体にも、虫がつきにくくなりますので、是非、おすすめ致します。冬場洗いたい場合は、寒さに気をつけて洗ってあげてくださいね。
ハイドロカルチャーの冬場は?
冬場の水やりは、控えめで結構です。周期として、室温や植物にもよりますが、4~1週間くらいでしょうか。植物によっては、5~10日くらいでも平気だったりします。レカトンは断熱材としても使われています。レカトンとレカトンの隙間の空気層が断熱層になり、根っこの部分を寒さから保護してくれます。 しかし、上部の葉や茎の部分は、品種によって、寒さには、弱いかったりするので、夜間、寒さが伝わる場所に置いていたりする場合、夜間は、暖かい場所へ移動してあげたり、ダンボール箱で、寒さを防いであげると良いと思いますよ。
ハイドロカルチャーの発祥はどこ?
ハイドロカルチャーのメインは、ドイツです。ドイツでの室内での緑化などの80%は、ハイドロカルチャーのようです。たしかに、このホームページでご紹介しておりますハイドロカルチャーの資材の大半は、 ドイツからの輸入品を使っております。(もちろん植物は、違います。)よって、よくわかるのは、水位計(ミディアムサイズ用以上)などのグッズの底には、たまに、「Made In Germany」と表示されてあるものもあります。もちろんハイドロボール(レカトン)もドイツからの輸入品です。ハイドロカルチャー自体、市場には、あまり出回っておりませんので、土物の比べると、値段は高いですが、高いは高いなりの価値はあると思います。
何故、ハイドロボールで植物を植えているの?
ハイドロボール(レカトン)は、1200℃くらいの熱で粘土を発泡させてつくっております。その際に、殺菌されますので、植えこんだ当初など、土壌中からの虫の発生は、ほとんどありません。植物自体の害虫の発生は、土物に比べると(土物の場合、土壌中にも、発生原因があるため)、かなり少ないですが、やはり若干は、でてきます。発泡させているということは、ハイドロボール(レカトン)を、固い石などで半分に割ってみればわかりますが、ハイドロボール(レカトン)の小さいひと粒の中に、無数の穴ができています。この小さい穴が、重要で、ハイドロボール(レカトン)のひと粒、だいたい2~3mmくらいでしょうか?この2~3mmのひと粒の中に無数の穴が存在するわけですが、この無数の穴によって植物が活性化されます。
たとえば、水の中にハイドロボール(レカトン)が浸かっている場合、その非常に小さい無数の穴に、水を溜めておくことができます。水に浸かっていないハイドロボール(レカトン)ですと、その無数の穴に、空気を溜めておくことができます。ですので、水位計がminの位置を示し、水が鉢の底にたまっていなくても、ハイドロボール(レカトン)の無数の穴の中には、水がたまっている場合が、生じてきます。
植物の根の先端には、非常に細かい根があるのですが、その根が、ハイドロボール(レカトン)の穴の中に溜まっている水を吸収できます。水位計が、min(鉢底に、水がたまっていない状態)の位置を示してから、季節にもよりますが、2~3日は、水を入れなくても、植物は、そのハイドロボール(レカトン)の穴の中にある水を吸収しますので、鉢底に水がなくなったからと、すぐにあわてる必要はなさそうです。
定期的に、水で植物を洗ってあげたり、定期的に霧吹きなどをしてあげると、害虫の発生を防ぐことができますし、上から水をかけても、ハイドロカルチャーのため、鉢カバーをつけていなければ、さらっと水は、通リ過ぎてしまうため、土と違い、簡単です。
外で、洗う場合も(冬場を除く)、女性のかたでもビッグサイズ(1~1.5mサイズ)くらいなら、片手で持ち上げて移動することができると思います。(鉢カバーをつけていて、水がたまっている場合を除く)。ハイドロボール(レカトン)は、土の3分の1の重量のため、非常に軽いです。あと、ごぼしても、水さえなければ、コロコロしているので、簡単に掃除ができますヨ。
最近では、ネオコールやカラーサンドなどいろいろ似たような土壌が普及しております。
内容器って何?
外容器というのは、陶器鉢やプラスチック鉢のように、外側にあるインテリア性のある容器のことで、その外容器に入る、内容器というものに、植物を植えております。よって、外容器の中に、もうひとつの鉢(内容器)があり、それに、植物が植わっております。