新年をさわやかな気持ちでお出迎えしませんか?
門松は、昔より日本でお正月に
飾る『飾り物』というイメージがありますが、昔より大切な意味合いがあると言い伝えられています。
門松は、昔は、歳神(としがみ)
の依代(よりしろ)といわれていて、歳神が宿る安息所で、神霊が おりてくる際の目標物と考えられて門松を飾る風習ができたようです。
また、神前には、歳神に対する感謝の気持ちをあらわし神酒や鏡餅、白米、かち栗、干柿、昆布、するめ、海老などをお供えします。
こういったことから門松をお正月にお家の玄関前などに飾り感謝の気持ちとともに お迎えするという意味があるのですネ!
門松には、徳川家康がはじめたとされる竹の先端部分を斜めにカットした「そぎ」と、真横にカットし先端が斜めになっていない「寸胴(すんどう)」があります。
また、しめ縄の由来としては、天照大神が、天の岩戸にかくれた際、天照大神は太陽の神であるため、あたりが真っ暗になってしまいました。八百万の神様は、天照大神が岩からどうしたら出てくるかを考えたすえ、岩戸の前で酒をかわりおどりはじめました。
天照大神が何が起こったのかと岩戸から出てきたところ、一斉に八百万の神様が岩戸を締め、再度、入れないように「しめ縄」で岩戸としばってしまったというお話が「しめ縄」の由来となっていると言われており、しめ縄は、神様が宿るとされる場所に飾るようになりました。
しめ縄は、新年に飾ることで、わざわいや不浄なものが内に入らないようにという意味や一度、家の中に入った神様が、外に出ていかない用にという意味もあります。
また、お正月に飾る「松」は、平安時代の正月初めの子(ね)の日に、貴族の子どもたちが、野辺に出かけ、小松を引いて遊ぶという行事をし、その行事のあと、「自然の生命力と言われる小松」を持ち帰り、また、一緒に摘み取ってきた若菜を料理の食材に加え長寿祈願をしたとの言われから、松は、長寿の象徴になっており、松をお正月に飾るようになりました。
飾る時期:門松を飾る時期は、12/13以降であれば、いつでも良いとされておりますが、29日の飾るのは、29が「二重苦」を連想させ、また、29が、9がつく日の末日になることから「苦待つ」をも連想させるということで、好ましい日ではないとされています。また、30日も、期間が短いため、好ましくないとわれています。31日は、一日飾りとか、一夜飾りと言われており、歳神様をおろそかにすると言われており、31日に飾るのも好ましい日とされていません。
ですので、12月13日以降で12月28日以前に飾るのが良いとされています。一般的なのは、12/25のクリスマスが終わった12/26以降が一番良いかと思います。適期は、12/26~12/28で飾るというのが良いかと思います。
しまう時期:門松や正月飾りを飾る時期としては、「松の内」と呼ばれる期間に飾ります。「松の内」は、一般的に、1月7日までですので、1月7日までは、飾っておきますが、本来、松の内は、小正月である、15日とされておりましたので、15日というところもあれば、地域によっては、10日という場合もあります。松の内は、地域によって異なったりします。
何故、関東地方を中心の地域では、松の内が7日に変更された理由としては、歳神様にお供えとしてあげていた鏡餅をいただく鏡日開きが20日に行われていました。ただ、徳川家光が、4月20日に亡くなられたことにより、20日を忌み嫌うようになり、徳川幕府が20日よりも早い11日に鏡開きを行うことにしたために、7日に変更されました。
関東地方では、7日までを松の内としたのに対し、徳川幕府の影響が少なかった関西地方では、今でも元からの15日が松の内とする地域もあり、地方によって、松の内が異なるのは、この理由になります。
『 福を呼ぶ! 』門松を是非、飾って新年をお出迎え♪
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