特徴: |
ユリは、昔より大変、親しまれており、北半球全域に生息します。植えつけは9月〜12月にかけて行います。植えつけ間隔の目安としまして、球根径の2〜4倍程度を目安にして植え込みます。植え込む深さは、球根径の2〜4倍が目安です。鉢植えの場合は、水はけの良い土に植え、肥料を与えます。 |
堀り上げ: |
時期としまして、10月〜12月頃に堀り上げますが、おおよそ3年に1回程度を目安とします。 |
温度: |
越冬温度0℃位 |
肥料: |
3月〜4月頃に追肥を行います。 |
ふやし方: |
自然に2〜3球に分かれていきますので、自然分球にふやし方がやさしいです。 |
カサブランカという名の純白のユリが登場して以来、
ユリを育てたいという人が増えてきたようです。
もともとは秋に売られている球根を、11月頃に植え込んでおき、
翌年咲かせるのですが、今では伸び始めたばかりの苗が植わった
鉢植えが春に出回っています。初心者であれば、これを入手して
咲かせるのがお手軽ですよ♪
球根は花が終ると、来年のための養分の貯蔵を始めます。
この頃に肥料を与えておくと、球根は太り、来年も開花します。
冬の間は休眠期で、地中には球根だけが残りますので、
鉢植えのままにしておくか、11月頃に植え替え、地上にすると、
翌年以降もよく育つようになります。
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◆日光によく当て、肥料を与えましょう♪
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生育途中で入手してきた鉢植えは、室内に入れず、ベランダなどの
戸外の日光が長く当たる場所に置きます。
育つ時に日光不足にすると、花は満足に咲かなくなってしまいます。
水は鉢土の表面が乾いたらすぐに与えます。肥料は1000倍に薄めた
液体肥料を10日ごとに開花するまで与えましょう。
入手した時に茎が少し伸びているものは、すぐに根元に化成肥料を
少しまきます。こうすると、後々の生育がよくなり、
花つきもよくなりますよ。
また、花が満開になったときにも化成肥料を少しまき、
花後は花首を切り取っておきます。
球根は本来、背丈の3倍くらいの深さに植えつけると良く咲くので、
初冬に植えつけるときは深めの鉢に移し替えましょう。
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◆初冬に植え替えるのは本格派!
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スカシユリタイプ、ヤマユリタイプ、カノコユリタイプなど、
ユリにはいろいろなタイプがありますが、いずれも冬の初めが
植え替え時。
春に入手して咲かせた鉢植えのユリは、11月に堀り上げ、別の鉢に
植え替えると、以後もよく咲いてくれます。
直径20cm、深さ30cmの深めの鉢があれば好都合♪
この点、プランターは深くないので、ユリの栽培には不適です。
鉢の底から3分の1ぐらいの位置に球根を置き、草花用の培養土で
植えつけます。
冬は戸外に置きっぱなしで、肥料も与えなくて構いませんが、
水だけはしっかり与えてあげましょう。
ユリは土がかさかさに乾くと、球根がしなびて良くないんです。
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◆草丈の低い花と組み合わせてみましょう♪
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ユリの開花は初夏から夏。
テッポウユリは早い方で、カノコユリやカサブランカは夏。
いずれも背が高くなり、根元があいて寂しくなります。
隙間を補うために、根元に草丈の低いフレンチマリーゴールド、
サフィニアなどを植えてみましょう。
キレイなばかりでなく、鉢土が日陰になるため、鉢土の温度が高く
ならずに、球根が腐るのを防いでくれるんです。
多くのユリは、葉に日光が良くあたり、元が草に覆われ、
地温の上昇が防げるような所に生えています。
このような環境をつくってあげると、翌年も元気な姿で
ステキな花を見せてくれますよ。
また、プラスチック鉢は地温が上がりにくいので、
ユリの栽培には適しています。
☆彡 さぁ!さっそくユリを育ててみませんか!?