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時期 |
種 別 |
花色 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花
時期 |
11〜翌年3月 |
球根 |
多色 |
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植え替え |
9上旬ころ |
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■シクラメンを長く楽しむ方法
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12月のクリスマスや年末の贈り物でシクラメンをいただいたり、購入された方も多くいらっしゃるんではないでしょうか。
シクラメンは育てるのに日数がかかるうえ、栽培技術も熟練を要するので、高級な草花として扱われていますよね。
しかし、花が咲き出してからのお手入れは実は、比較的簡単で、しかも花期が長いんです。
上手に育てると、5月初めごろまで花を咲かせ続けられますよー。
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◇こんなシクラメンは買っちゃダメ
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シクラメンを買い求めるとき、どれもこれも見事に咲いていて目移りし、どうしてもいちばん多く咲いている鉢に手を出しがちですよね。
花を、早くたくさん咲かせているものは、温度の高い温室に入れて、一時に花を咲かせたり、ホルモン剤をかけたりして花を早めている場合があります。
このようなものを買って、家の中に置くと、温室よりはるかに低温だし、湿度が少ないことも重なって、環境の変化のために、しおれて傷んでしまいます。
咲き出しは遅くても、花数は少なくても、しっかりと締めて育てられ、これから咲くつぼみのたくさんついた株を選んで買い求めるようにしましょうね。
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◇日光に当てて、夜は寒がらせないで!
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シクラメンは寒さに弱い草花です。
冬は必ず室内に置いてあげましょう。しかし、あまりにも暖め過ぎると、株を疲れさせ、花持ちを悪くさせます。
また、日光に当ててあげないと、たちまち葉が黄色くなって弱ってしまいます。
そこで、暖かい晴天の日の午前中は日当たりに出してあげて、水を与え、日光に当てるとともに外気に当てて、寒さに対する抵抗力をつけてやり、午後はあまり寒くならないうちに家の中に取り込みます。
寒い地方やお天気の悪い日などは、なるべく外の光線の入る窓辺に置くようにしましょう。
夜はあまり暖房の効いた場所は避け、せいぜい5度程度に保てば、傷むことなく安全にしのげます。
明け方は室内でも相当冷え込むので、寒中などは段ボール箱をすっぽりとかけ、さらに心配なときには、箱の上に古毛布をかけてあげるといいですよ。
しおれた花や枯葉は摘み取り、2月ごろには肥料も不足してくるので、うすい水肥を10日に一度与えてあげましょう。
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◇水やりはやさしく、やさしく。
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水は、土が乾いてきたら底穴から流れ出るまで十分に与えてあげてくださいね。
花や葉をめがけ、頭から水を与えるとすぐに腐ってしまいます。
また、球根にもかけないように注意しながら、土にたっぷりと水をかけてあげてください。
鉢の表面が白っぽくなっているのは、乾燥している証拠。たっぷりと水をあたえてあげましょう。
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◇小形のシクラメンは何気に強い!?
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小形のミニシクラメンと呼んでいる系統は、鉢も小形で全体にかわいらしく、小さいながら花はたくさん咲き中には香りのある株もあります。
寒さには強いので、窓辺などでは暖房する必要がありません。
ただ、売られているものは温室育ちなので、いきなり寒いところに置くと、すぐに弱ってしまいます。
夏越しも容易で、他の植物と一緒に置いておけば、秋には葉が茂り、翌春に花をつけます。