スミレ科・一年草
原産地:ヨーロッパなど
私の難易度?
★★★
11月から3月頃まで花付きの苗が売られています。
大輪、中輪、小輪の3つのタイプがありますが、
大輪は花の直径が8cm、小輪は3cmくらいで、中輪はその中間。
大輪になるほど花数が少なくなります。
冬から春にかけて次々と開花しますが、5月以降、
気温が高くなると生育をやめ、株も枯れてしまい、
6月には株はほとんど残っていません。
日光と水、肥料が大好きで、この中の一つでも不足すると、花は長期間咲きません。
また、日光の方に向かって開花する性質を持っているので、
その点を考えて植え場所を決めましょう♪
◆マメなお手入れで花つきが断然よくなります。
パンジーは5〜6ヶ月も咲き続けますから、 手入れもコツコツとマメに行ってあげましょう。
方法は、鉢やコンテナに植えたときも、花壇植えも同じ!
まず、日当たりの良い場所に植えます。
鉢やコンテナ植えの場合は、土の表面が乾いて白っぽくなったら すぐに水を与えます。春になると乾きやすくなるので、水やりを忘れないでくださいね。
肥料は1000倍に薄めた液体肥料を週1回与えましょう。
これは花壇植えも同じで、肥料不足になると花数が減ります。
これとは別に、化成肥料を40〜50日毎に株本にばらまきます。
ただし、油かすの固形肥料は与えないでください。
草丈ばかり伸びてしまい、花が咲かなくなってしまいますよ。
◆少しでも長く日光に当ててあげましょう♪
とにかくパンジーは日光が好きな花です。
午前中当たっていれば結構咲きますが、午前、午後と当たると花数はさらに増えます。
逆に庭木の陰になるような所だと、株は大きくなりますが、 花つきは極端に悪くなってしまいます。
太陽が好きなため、太陽の方向に向かって伸び、開花するので、 置き場所によっては、パンジーの背中しか見えない…という 困ったことになることもあります。
パンジーは天気の良い日には立派に咲きますが、 雨や風にはとても弱く、花弁が傷んだりします。 大雨や台風の恐れがある時には、早めに花を摘み取って 切り花として室内で楽しみましょう♪
◆ハンギングして花のボールを楽しもう!
パンジーは花の色がとても豊富。
小さなコンテナに植えるときは、1色だけでもキレイですが、 大きなコンテナに2〜3色集めて配色よく植えると、
さらに華やかで美しくなりますよね。
また、チューリップやヒヤシンス、スイセンなどの 球根類を植えた中に、ぜひパンジーを植えてみてください。
地中の球根にとっては霜よけ代わりとなり、 一緒に植えた球根類が咲くまでの間はパンジーが咲いてくれるので長期間楽しめます。
吊り鉢(ハンギングバスケット)にパンジーだけを植えてもとても映えますよ。色を混ぜてつくったり、1色のものにしたり、 いろいろ工夫してみると、とても楽しいんです。
ただし、大輪系と小輪系を一緒にしても、 あまりキレイに見えないので、注意してくださいね。