Rose
バラ科
バラ属
落葉低木
原産地:アジア・ヨーロッパ
私の難易度?
★★★
バラの特徴として、トゲが葉や茎にありますが、品種改良によって、いたくないほどの小さなトゲで、とげなしタイプも出てきております。
世界中で愛用者が多いバラは、四季咲きタイプ、大輪系、中輪房咲き系、つるバラ系、小輪房咲き系、ミニチュア系などいろんな種類があります。
切り花としてや、鉢植え、花壇植えんどとしても人気があり、つるバラなどは、アーチなどに絡ませてもとっても素敵です。
また、ポプリなどとしても楽しまれております。
◆バラの剪定
株立ち性のバラは、春の芽立ちに先立ち必ず剪定をします。これは、株の姿を整えるとともに、ムダな枝を少なくして、数少ない良い枝を出させて、美しい花輪お咲かせるための作業でツルバラを除いたすべてのバラに行う作業です。
◆剪定の時期と準備
東京を標準にすると2月中旬ごろがよく、暖地は早めに、寒地では遅くします。
必要な道具は
・剪定バサミ
・小型の枝きりノコギリ
・作業用革手袋
・切った枝を集めるカゴ
などです。
◆薔薇はさみ
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10mmまでの枝をカットしてそのままそのままつかむ事ができる優れもの!!
重量も約56gの軽量設計です♪
◆ガーデンのこぎり
裏側部分に付属のベルトに固定して運べるベルトクリップを装着すると、とても便利!!
持ち運びや保管に安全なロッキングメカニズム。
◆剪定の方法
剪定の基本は、ムダな枝は株から切り除き、有用な枝は残して中途から切りつめることで剪定バサミを主に使い太く堅い枝はノコギリで切ります。
切る順序は、
(1)枯れ枝を切る。
(2)病気にかかった枝、傷のある枝を切る。
(3)細く弱々しい枝を切る。
(4)密生した部分の古い枝を元から間引きする。
(5)残った有用な枝を、全体の長さの半分から3分の1くらいに切り縮める。この時、芽の出る位置に注意して、葉のついていた位置のすぐ上から切り捨てるようにする。葉のついていた位置は節で、ここからは必ず芽を出します。前年の初夏ごろ、株元から勢いよく伸びた若い太い枝は、これから3年くらいは大切な親枝ですから、必ず残してあげましょう。
3年経つと、このような良い枝もすっかり元気を失って花枝を出さなくなるので、後から出た若い元気な枝に役目をゆずって思い切って根元から切り除いてしまいましょう。このようにバラのような株立ちとなる多幹性の低木では、古い枝を切って、若枝に取り替えるような手入れが肝心です。こうすれば株は老化することなく、 いつまでも若々しく育って、毎年きれいな花が咲いてくれますよ。
◆切った枝の処理
切った枝は、残しておくとトゲで怪我をするので、1本残らず集めて焼くのがいいでしょう。炭になった時に火を消しとっておき、
カリ肥料として根元にまいたり、鉢植えの時、鉢底に入れる水はけ用のゴロに利用できます。
◆注意すること!
切るのがもったいなくて枝を残しておくと、細い枝がたくさん出るものの、密生して日当たり、風通しを妨げ、どの枝も力が足らなくて花を咲かせられません。枝の剪定は、芽のすぐ先で切ることが大切で、中途半端な切り方は枝枯れのもとになるので、注意しましょう。
◆バラの肥料
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海藻肥料の働きでバラの根の発育を良くします。
豊富なリンサン分が花付きをよくしてくれます。
◆バラの土
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リンサン分が花付きを良くしアンモニア成分を
多く配合してるので、バラを丈夫に育ててくれます!!
海藻成分(海藻を原料とする堆肥)が根の張りを良くしてくれますヨ。
バラ苗の植えつけやミニバラの鉢物の植え替えに最適!
◎バラの剪定のポイント
古い枝はどんどん切り捨て、新しい枝を育てる!
新たにバラを植えたい・・・
前からあるものを移植したい・・・
そう思ったら、
12月に実行するのが一番良いでしょう。
バラは落葉樹なので、葉が枯れて休眠に入ってから、
春に若芽が動き出すまでの間なら 植え替えられますが、11月ごろにはまだ葉が青く残っていて休眠していないし、3月になってしまうと寝の伸びる期間が短くなって、 満足な花を咲かせることができません。
休眠後しばらくたち、寒さにあって枝も充実し寒さもまだそれほどでもない12月に植えておけば、
すぐに新根を出し、
それだけで早く準備が進むので、
春の育ちが違ってきますよ。
◆大きく育った苗は寒さに弱い!?
バラの品種は無数にあるので、
どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
初めて植えようとする方には、
丈夫で花がよく、花立ちの多いものをおすすめします。
高級な品種はやめて、古い品種の中から選んでみましょう。
新品種は本当によいものかどうか、
まだはっきりと評価されていないからです。
苗は10月になると、売り出されますが、
この苗は休眠しておらず、
葉を無理にとってあるので、充実が悪い場合があります。
苗は11月下旬から12月はじめに、
できれば専門店で求めるのがいちばんです。
これから春にかけてうられる苗は、
大苗とか二年苗とか呼ばれ、
春に接ぎ木して畑で育てたものですが、
あまりに大きく太いものは、
田んぼの中の畑で育てたもので、
水が十分にあったために太ったわけで、
寒さや乾燥に弱い苗です。
小さくても締まっていて、
接ぎ口のしっかりした根張りの良いものを求めてくださいね。
◆上手に植える方法
日当たりのよい場所に、
直径深さ60cmくらいの穴を掘り、
堆肥と肥料を十分入れてよく混ぜあわせます。
少し土を戻して一度踏みつけ、
深さを調節しながら苗の根を広げて置き、
水をかけて根元を踏み固めます。
水を与えてしばらくおき、
水がすっかり引いたら土を根元に寄せかけます。
冬の寒さと乾燥防止のためで、
3月になったら平らにならしてしまいます。
鉢植で育てる場合も、
早めに植え替えて、早く根を張らせることが成功の秘訣ですよ。