学名:Tulipa gesneriana
英名:Tulip
ユリ科
チューリップ属
和名: 鬱金香
耐寒性球根
私の難易度?
★★★
春の代表的な花で、日本には江戸時代後期に伝えられたと言われています。 さまざまな色や形の花が楽しめ、鉢植えだけでなく、花壇植えなどとしても大変、人気があります。 学名のTulipaは、トルコのターバン (tulipan) に由来しているといわれています。
おなじみの球根植物で、10月〜11月ごろに植えつけると、 翌春4月〜5月ごろに開花します。 一般に球根は秋に市販され、 早春にはつぼみつきの鉢植えが出回るようになります。
ガーデニング初心者の方ならば、つぼみつきの鉢植えを買って育てるのも手軽ですね♪
◆日光が半日当たる戸外に置きましょう
つぼみつきの苗を買った場合は、 水だけ与えていれば自然に開花します。 特別なお手入れはいりませんよ。
買ったその年に1回花を見るだけで良いならば、 戸外の日当たりの良い所に置くか、 室内のガラス越しなどの日当たりの良い場所に鉢を置いて 花を楽しみましょう。 ただし、球根をもたせて来年も楽しみたい時には、 まず、開花中に化成肥料をまき、 週に1回は1000倍に薄めた液体肥料を与えましょう。
花が終ったら、咲いた部分(花首)を切り取ります。 また、プランターやコンテナの表面いっぱいになるまで 増し土します。 この作業を行わないと、球根が細かく分かれてしまい、 花芽を持たなくなってしまいます。
◆咲き終わっても葉は切っちゃダメ!
その年に花を1回見るだけならば、 開花したものを地際切って切り花として楽しむのも良いですね♪ ただ、来年も球根を使うのなら、 葉は1枚たりとも切ってはダメです。 花の終った花茎は花首の位置で切り、増し土します。 残った葉に日光が当たり、根から肥料と水が吸い上げられ、 これが原料となって来年の花芽が作られるんです。 葉は、来年の花芽に重要な役割を果たしているんです。
葉が全て枯れた後、球根を掘り上げ、大小の大きさに分けて風通しのよい日陰に置きましょう。 秋になって植えると、大球のみ、もう1年咲きます。 小球はさらにもう一年、庭に植えて栽培しないと咲きません。
◆丈の低い草花と組み合わせると楽しいよ♪
コンテナにつぼみつきの苗を3〜5株植え込みます。 チューリップの間に、 パンジー、ビオラ、スイートアリッサムなどを植えておくと、 より長い期間、花が楽しめます。 チューリップのつぼみが開くまでの間は、 ほかの草花が咲いているので、それを眺めて楽しみ、 次いで咲きだしたチューリップを眺めます♪ チューリップが咲き終わったら、 再び別の草花を楽しむことができますよね! 一緒に植え込む草花は、どちらかといえば、 小さな花がたくさん咲くような、比較的草丈の低いものが◎。
派手なチューリップとの対照がよく、 丈の高いチューリップの株本を埋め尽くしてくれますよ。
◆これからチューリップを植えるための育て方
チューリップの植える場所は、日当たり・水はけ良い、肥沃な場所を好みます。植え付ける前には、腐葉土、堆肥、赤玉、ピートモスなどを混ぜ合わせ作ると良いです。
◆土作りのポイント
ここで、ポイントをひとつ!苦土石灰を(1u当たり200gほど)入れて混ぜてあげると良いのです。これはどういうことかと言いますと、苦土石灰を混ぜると、土壌の消毒と酸度の調節ができるのです!
(2)さ〜て、土ができたらチューリップの植付けをしましょうね。
球根の植込み時期は、10月中旬〜12月上旬頃、お庭に植える場所をきめましょうね。
プランター植えの方は、お好きなプランターを用意してね!
春頃に咲いた時のかわいい雰囲気を思いうかべながら、プランターを選んだりすると良いかも・・・。
◆植込みにかかりましょう!
目安としては、球根の高さの、2〜3倍程度の深さ(あまり深植えしなくても良いです。)に植え込んでね。数個植える場合の幅は、球根の幅の、2〜3倍の間隔はあけてあげると良いですよ。
◆置肥をしてあげましょう。
緩効性化成肥料などの肥料を土の植え付けたところに置肥をしてあげましょう!土の少々,混ぜておかれても良いですよ。その後、春までは、肥料はいりません!
◆植付け完了しましたか?
植えつけ後は、たっぷりと水を与えて下さいね。
◆水やりのポイント
常時、過湿にしすぎると球根が腐ったりもしてしまいます。
また、乾燥させすぎますと、花が咲かなかったりする原因になったり、花までの茎が短くなったりしますので注意しましょうね!
◆春を心待ちにしましょう!
水やりは忘れないでね!
◆芽が出てきたら・・・
芽が出てきた頃に、薄めた液体肥料をあげると良いですよ。
春4月〜5月になったら、かわいいお花を咲かせてくれます。 お庭いっぱいチューリップ満開にしましょう。
◆私の友人の話
道路のちょうど前に花壇を持っているのですが、ちょうどこの時期何も植えていなかったので、チューリップの球根を50個ほど買ってきて花壇いっぱい植え込んだそうです。春になって、思っていた通りたくさんのかわいいチューリップが満開!
それはもう見事!美しい!と言わんばかり。たまたま水やりをしに行くと、学校帰りの高校生や通りがかりの人たちがカメラを持ってきて、そこで記念写真をパシャ!パシャ!と・・・。何か微笑ましかったそうです!嬉しかったでしょうね。
◆花が咲いてくれたら・・・
花柄はまめに摘み取るようにしましょうね!
花が咲き終わった頃にも薄い液体肥料を与えるとGOOD!
葉っぱが黄色くなるまで、水やりをしてあげてね。
◆花が終わった6月頃・・・
葉っぱが黄色くなってきた6月頃に堀上げをしましょう!
土を落としてあげて、日陰で1週間程度、乾燥させてください。
乾燥後、皮や根っこを取って、風通しの良い・涼しい場所などで保管貯蔵して、また、植付け時期を心待ちにします
◆堀上げのポイント
晴天の日を選びましょう!
(雨の日は、球根の堀上げは避けた方が良いかも)
◆ふやしかた
自然分球でふやします。
◆原種チューリップ
原種チューリップは通常のチューリップの球根より小さめで約6cm位です。
一般のチューリップは球根を掘り上げたりしますが、
原種チューリップなら植えっぱなしにしても大丈夫です。