ミラクルフルーツの育て方|観葉植物Dictionary
基本情報
科名:アカテツ科
学名:Richadella dulcifica(Synsepalum dulcificum)
原産地:西アフリカ
自家受粉性
私の難易度?★★★
育てる環境や水やり
光:明るい場所を好む植物
温度:10℃以上あれば良い。
水:土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。
特徴や不思議
ミラクルフルーツ、名前から大変、興味を惹かれてしまいます。
このミラクルフルーツは熱帯の植物で、白いお花を咲かせた後、実をつけます。常緑植物です。その実は赤く熟しまして、食用できますが、この実が大変、ミラクルなのです(@_@) 果実の中に糖たんぱく質「ミラクリン」という活性成分が含まれており、このミラクリンが味細胞などに吸着しまして、酸っぱいものなどを甘く感じさせたりと、味覚の機能を一時的に変えてしまう効果があります。実を口に入れ、かまずに3分くらいよくなめ食します。そうした後、レモンなどの酸味のあるものを食べても甘く感じさせる不思議な性質があります。
おおよそ一個の果実での甘味誘導持続時間は2〜3時間とされています。 今現在、この甘く感じさせるという効能を利用し、ノーカロリーの甘味として利用できダイエット食品に応用できないかなど大変、注目されています。また、このミラクルフルーツの果実から抽出した成分「ミラクリン」は、厚生省の認可も受けており安全なものとされています。(厚生省告示120号)
育て方
このミラクルフルーツは、原産地、西アフリカ固有の植物で、現地では、海岸や庭先などに植えられ利用されています。ミラクルフルーツの育て方としまして、明るい場所を好みますので、明るい場所で管理するようにしてください。夏場は、屋外に出しても管理できますが、「葉やけ」になったりすることもありますので、寒冷紗などで遮光してあげたりしてください。
熱帯の植物ですので寒さには弱いです。冬場は、日当たりの良い暖かい室内で管理しまして、夜間の防寒対策をし最低10℃以上保つようにしながら育てます。秋頃になると早めに室内へ取り込むようにします。
肥料分としましては、新芽の成長に合わせて(4〜9月頃)月に1位くらい緩効製肥料を与えると良いでしょう。冬場は必要なく、つぼみがつきはじめた際は、肥料分を控えめにしてあげると結実しやすくなります。一般的な収穫時期は、夏場です。環境が良い場所で管理し、株自体が充実してきますと結実しはじめます。
体験談
ちなみに、ブルーミングスケープの温室でも実が毎年なります。実を収穫した時期は、10月17日で、実がつきやすくなるサイズは、40〜50cm位からと言われておりまして、収穫した株は、鉢底の高さが、約60cm、幅が約35cmくらいの株でした。
ミラクルフルーツを体験してみました。
1.まず、赤く熟した上の画像の実を収穫し、なめました。
2.なめはじめますと、皮が向けました。実はやや白く甘みがある果実でおいしいです。やがて種も出てきますので、種も含め、2〜3分程度、なめました。
3.その後、カボスをそのままかじりつきましたところ、甘〜〜〜い!!んです。本当に甘くハニーレモンみたいな味になるんです。
4.その後、100%レモン果汁を、そのまま飲みました。これも、ハニーレモンのような感じで、100%のレモンの果汁は、そのまま原液で通常、飲めないはずなのに、甘いtレモンジュースのような感じになるんです。
5.その後、梅干をなめてみました。梅干も確かに甘く感じられるんですが、甘い梅干って感じで、ちょっとオススメできません(笑)
6.30分間はその効果が効いている感じは確認し、その後、1時間後、確認してみたところ、同じ100%レモン果汁は、案の定、とっても酸っぱいいつものレモン果汁に戻ってました。
解説
10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!
5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」
0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。
★は、5個が最高
光・置き場所・・・飾る場所の参考に
明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)
半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ
日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。