パッションフルーツの育て方|観葉植物Dictionary
基本情報
英名:Passion fruit
学名:Passiflora edulis Sims
別名:クダモノトケイソウ
原産地:ブラジル
科名:トケイソウ科
花言葉:聖なる愛
私の難易度?★★★
育てる環境や水やり
光:明るい場所を好みます。
温度:15℃以上あれば良い。
水:土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。
特徴や育て方など
和名では、「くだもの時計」といい、名前の通り、時計のような大きな花が初夏から秋に咲きます。つる性で常緑低木です。お花がすごく特徴的で、クダモノ トケイソウといわれていたりもします。果実もなり熟しますと濃紫色になり、芳香があり、甘酸っぱいです。熱帯地方では、グリーンのカーテンとしても利用されており、つる性の植物になります。 九州以南でないと屋外の栽培に適しませんので、冬場は室内で育てるようにします。鉢で仕立てる際には、アンドン仕立てなどをすると良いでしょう。屋外で育てる場合は、霜には弱いですので、ご注意ください。暖地以外の場所で屋外で育てる場合には、冬場は、枯れてしまいます。
開花時期
5〜10月頃で、花径は、8〜10cmです。
実が収穫できるまでの期間
花は、一日で、落ちてしまいますので、交配(おしべの授粉を、めしべ)にしてください。交配の翌日から実の形成の終了(肥大期間)まで、約1ケ月です。肥大後、1ケ月で、熟してゆきます。約2ケ月で収穫が可能です。
グリーンカーテン
グリーンカーテンとして利用する場合には、夏場にグリーンカーテンとして利用し、人工授粉をしていただきました後、秋頃に実を収穫して、冬場は、枯れてしまいます。パッションフルーツの苗は、苗の生長時に、風などで揺らぎますと、生長が遅くなってしまいますので、グリーンカーテンにされる場合で、ネットに、つるが巻きつくまでは、20cmおきくらいに、ビニタイなどで、しっかり、つる部分を、固定をするようにします。そうすることで、つるがしっかりネットに巻きつくようになります。
ネットに、パッションフルーツのつる(枝)を扇状に、固定していきます。主枝から新しく出てくる側枝に花が多くつきますので、新しく出てきた側枝を剪定してしまいますと、実がつなかくなりますので、注意が必要です。条件が良い場合には、つるが、5m以上伸びることもありますので、テラスなどのグリーンカーテンとして熱帯地方ではよく利用されています。狭い場所では、つるの始末に困る場合には、ある程度、伸びていきましたら、随時カットが必要になります。
風などで、つるの部分が、ゆれたりしなくなるほど、きちんと固定されますと、急に伸び始めますが、夏場、35℃を越えるような暑い日が続きますと、成長が止まる場合があります。
肥料について
育成期間が長いため、肥料が必要になります。元肥としては、油粕をベースにした肥料や鶏糞、その後、生長時、葉を伸ばす段階では、窒素分が多めの肥料、葉が伸びきってしまった段階で、葉と枝の間に、小さな三角形の芽が出てきますので、それが出てき始めた段階(この芽が花芽になります。)で、窒素分が多め肥料をやめて、リン酸が多めな肥料に切り替えることにより、実付きが良くなります。
人工授粉について
蜂などの昆虫が周りにいる場合には、人工授粉は必要ないですが、ベランダや蜂などの昆虫が少ない場所では、人工授粉が必要になります。人工授粉をすればするほど、たくさんの実を収穫できます。栽培農家は、人工授粉が最大の楽しみといいます。花が通常、午後2時ころから咲き始め、夜には、しぼむ「一日花」です。人工授粉は、午後3時頃から日暮れまでがチャンスで、方法は、3本の雌しべの先端に、雄しべの花粉をつけます。同じ花の花粉でも授粉可能ですが、別の株の花粉の方が、より良い果実が得られます。
収穫後の実の利用について
蜂などの昆虫が周りにいる場合には、人工授粉は必要ないですが、ベランダや蜂などの昆虫が少ない場所では、人工授粉が必要になります。人工授粉をすればするほど、たくさんの実を収穫できます。栽培農家は、人工授粉が最大の楽しみといいます。花が通常、午後2時ころから咲き始め、夜には、しぼむ「一日花」です。人工授粉は、午後3時頃から日暮れまでがチャンスで、方法は、3本の雌しべの先端に、雄しべの花粉をつけます。同じ花の花粉でも授粉可能ですが、別の株の花粉の方が、より良い果実が得られます。
実際の栽培してみる
下側の葉が黄色くなってきましても、黄色くなった葉と幹の間より、新芽が出てきており、この脇から出てきた新芽が成長して、つるのようになっていきますので、その脇から出てきている新芽は大事にしてください。
7〜8月にかけて生長し、大量の水を吸い上げますので、パッションフルーツの苗は、1プランターに1株でも十分です。生長に伴い市販の肥料を随時、与えてください。
最初は、横方向へ誘引します。横に2m程度まで伸びましたら、ツルの先端をカットしてください。そのあと、脇芽に上に伸ばしていきますと緑のカーテンにしやすく、花芽もつきやすくなります。
実をつけるためには、人工授粉が必要です。おしべの花粉を、めしべに綿棒や筆などでつけます。めしべは、3つにわかれていますが、3つともにつけます。1日花ですので、日暮れまでに授粉させますと、結実の確率が高まります。1鉢で自家受粉します。
授粉後 約2ケ月頃でたべごろになります。※盛夏は、花がつきにくくなりますので、ご注意ください。
つぼみと花。つぼみは、緑色で、やや長めの袋状態に見えます。
パッションフルーツのつぼみから開花前の状態はこんな感です。
パッションフルーツのお花を横からみた感じです。すごく立体的なお花です。
斜めから見た感じです。
4/23に植えこんだ苗が、6/7にこんな感じに。
6/28の時点で、つるも伸びてきて、花も咲き始めました。
解説
10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!
5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」
0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。
★は、5個が最高
光・置き場所・・・飾る場所の参考に
明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)
半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ
日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。