ガジュマルの育て方|観葉植物Dictionary
ガジュマルは一見、ベンジャミンの葉っぱに似ていますよね。ベンジャミンと同じ仲間なのですが、葉っぱの色が濃く肉厚で光沢があるのが特徴です。 ベンジャミンよりも強い方ですが、明るい場所を好みます。
ガジュマル
基本情報
学名:Ficus retusa
私の難易度?★★★
ガジュマルの特徴
ガジュマルは一見、ベンジャミンの葉っぱに似ていますよね。ベンジャミンと同じ仲間なのですが、葉っぱの色が濃く肉厚で光沢があるのが特徴です。ベンジャミンよりも強い方ですが、明るい場所を好みます。大きくなるとなかなか神秘的な雰囲気になります。沖縄では、キジムナー=「妖精の住む樹」とも呼ばれていてロマンチックな植物です。別名、多幸の木ともよばれており、縁起が良い観葉植物になります。
ガジュマルは、沖縄やインド、オーストラリアに自生する常緑樹になります。沖縄などでは街路樹や生垣、防風林などとしても植えられており、明るい場所を好む観葉植物です。できるだけ明るい場所でお育てください。名前の由来として、さきほども街路樹や生垣、防風林などとして利用されていると説明しましたが、防風林としても利用されているガジュマルは「風を守る」働きがあるため、「風を守る」から「ガジュマル」という名前に変化したと言われる説があったり、気根などがよくからまったりするため、「絡まる」という音がなまって「ガジュマル」になったという説があります。
ガジュマルの幹(根)を太らせる方法
ガジュマルの木の幹(根)を太らせる方法
ガジュマルは、一般的には、太って見える部分は、幹ではなく根の場合も多いのでその環境を作って、時間をかけて生育させていき、仕立てていきます。
ガジュマルと気根
ガジュマルは、幹の途中から気根が出てくることがあります。気根は、「空気中の栄養素や水分を吸収」したりします。 気根は、基本的にカットしても、土中の根に比べ生育上、急に弱ってしまうということはないので、見苦しいようでしたらカットして大丈夫ですが、問題がないようでしたらそのままつけておきます。
ガジュマルの葉のフチにある点々
ガジュマルの葉のフチ部分には、白い点のようなものが出てきたりいたしますが、これは、ガジュマルの特徴になりますので、病気ではございません。上の写真はわかりやすいですが、点が見えない場合でもルーペなどで見ると針でついたような点々がありますが、正常な状態の葉になります。
斑入り ガジュマル
基本情報
私の難易度?★★
斑入り ガジュマルの特徴
店頭でもほとんど見かけない珍しい斑入りのガジュマルです。
ガジュマルの木の特性
科名:クワ科
属名:フィカス属
ガジュマルは花は咲くの?
1.5cm程度の小さな実のようなものがなります。一般的な綺麗なお花のような感じですので、気がつかない場合もありますが、「隠頭花序」と言いまして、花嚢と呼ばれる袋状の器官内に(その実の中)で花が咲きます。
肥料
肥料を与えた方が、より元気になり葉の艶などもよくなります。肥料は、4月〜10月に、緩効性肥料を鉢土の表面に置き肥します。また、2週間に1回程度、液体肥料を水で希釈して、水やりの際に与えるようにします。
剪定と切り戻し
大きく育ってきたり、樹形が乱れてきた場合は、樹形を整えながら剪定や切り戻しなどを行います。ガジュマルは、幹が元気であれば、暖かい時期 5〜6月頃に葉を全部落として丸坊主にしても、新芽が出てきて、樹形を再生も可能です。
冬の寒い時期に行った場合、春あたたくなる頃まで、樹形が変わらないため、成長期である4月〜9月頃までに行います。
ガジュマルは、幹や葉をカットした際に、白い樹液が出てくる場合があります。ティッシュなどでしばらくおさえておきますと、樹液が出てくるのもおさまります。
ガジュマルの幹がしわしわになってきた場合
葉落ちも激しくなっているかと思いますが、原因がいくつか考えられます。
1.水不足
鉢底から水が出てくるくらいまで、たっぷり水やりをします。
2.水のやりすぎによる根腐れ
根っこに何らかのストレスがかかっている場合があります。水不足の場合は、鉢底から水が出てくるくらいまでたっぷり水やりをしてください。根腐れの場合は、水の頻度を少なめにして、5〜7月頃に、植え替えも兼ねて、腐った根をカットし取り除きます。鉢から根の部分を出しますと、根腐れした根は、黒くなってやわらかくなっています。堅い根のところまで、根をカットし、清潔な土で埋め込みます。
根をカットした後は、葉落ちが進むかと思いますが、新芽が動きはじめましたら、再生がはじまります。
ガジュマルの幹がスカスカになってしまった。
ガジュマルの幹がスカスカになった部分とまだ堅い部分がある場合には、堅い部分の幹を残してスカスカになってしまった幹はカットします。
ガジュマルの葉が急に落ちはじめた。
ガジュマルの葉が急に落ちはじめた場合の原因としてはいくつか考えられます。
1.日照不足:飾る場所を変更したなどや、暗めな場所に飾っていた場合など日照不足によって、葉を落としはじめます。ガジュマルは沖縄とかでは街路樹として植わっていたりするほど、直射日光など日照が好きな観葉植物です。レースのカーテン越しなどの明るい場所に移動してあげます。今まで半日陰な場所で育てていたガジュマルを、急に屋外に出したりすると葉焼けしてしまいますので、屋外に出したい場合にじゃ、じょじょに明るさに慣らしながら屋外に出しますが、冬場などの寒い時期は、寒さは好みませんので、屋外に出すのは控えるようにします。
2.日光浴などをさせるために、屋外に出していた場合、夏場などは直射日光で葉焼けし、ガジュマル全体の葉が後日、黄色くなってきたり黒くなってきたり、葉落ちしてきたりします。当日に葉色が変色する場合もありますが、数日後、忘れた頃に変色する場合があり、何が原因で葉色が変わったり、葉落ちしてきたのかがわからなかったりする場合は、日光浴が原因がよくあります。冬場に日光浴で屋外に出しておいた場合には、寒さにより凍傷にかかり、ガジュマル全体の葉色が黄色や茶色、黒色に変色したり、葉落ちがはじまったりします。冬場は、室内の明るい場所で育てるようにします。
3.クーラーや暖房などの乾燥した風に直接当たっている場合も葉落ちをはじめたりします。その場合は、直接乾燥した風に当たらないような場所に移動します。
4.幹がスカスカになったり、ぶよぶよになったりしている場合もその幹についていた葉が落ちはじめたり、黄色くなったりします。その場合は、スカスカになったり、ぶよぶよになっている部分は取り除き、堅い幹部分だけを残してあげるようにします。主に根腐れが原因であることが多いです。
5.水切れな状態が続いた場合も葉落ちします。水不足な状態ですので、鉢底からたっぷり水を与え様子を見ます。水切れな場合で、幹が堅い場合には、葉がすべて落ちて、丸坊主になっても再生できます。冬場であれば、新芽は出てきませんが、水やりをきちんとしておりますと、暖かくなった春頃から次第に丸坊主の幹から新芽が出始めます。
6.水のやりすぎにより、根腐れをした場合にも葉を落としはじめます。根腐れをした場合には、植え替え時に、黒くなった腐った根だけを取り除き、清潔な土に植え替えをします。植え替え時期は、5〜7月頃です。植え替え後は、新しい根が出たり、新芽が出るまで1ケ月くらいは、根をカットしているため葉落ちが激しかったりします。ただし、新しい根が出始めますと、じょじょに葉落ちも収まり、新芽が芽吹きはじめます。
ハイドロカルチャーにできるの?
上の写真は、ガジュマルのハイドロカルチャー仕立てになります。ハイドロカルチャーは、水耕栽培の総称なのですが、レカトン(ハイドロボール)で植えられている観葉植物のことになります。ガジュマルの土植えを、ハイドロカルチャー観葉植物にかえる場合には、土をすべて根洗いして、土をなくし、ハイドロカルチャー用の内容器に、レカトン(ハイドロボール)で植えこみます。
植え込んだ後は、根の部分をいじっているため、葉落ちを2週間ほどする場合がありますが、葉落ちは次第におさまってきます。ハイドロカルチャー用の内容器には、水の量を確認できる水位計を取り付けることが可能です。内容器の水位計を取り付け、ハイドロカルチャー専用の鉢底の穴があいていない容器にセットします。新芽が出てくるようになると水耕栽培にかわっています。時期的には、5〜6月頃に行うのが良いです。
ハイドロカルチャー仕立てにする場合には、レカトン(ハイドロボール)で植えこむ以外に、BSカラーサンドや、ネオコールなどでも大丈夫です。
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ガジュマルと風水
ガジュマルは沖縄の方ではキジムナー(精霊)が宿る木とされており縁起が良い観葉植物です。風水にとっても良い観葉植物とされています。
育てる環境や水やり
光:明るい場所を好む植物。日照不足になったりしますと、徒長(間延び)して育ったり、葉落ちが激しくなったりしますので、注意します。
温度:10℃以上の場所が望ましい
水:土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。
ガジュマルの育て方 Q&A
ガジュマルの風水 動画
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解説
10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!
5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」
0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。
★は、5個が最高
光・置き場所・・・飾る場所の参考に
明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)
半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ
日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。